数千年後ビジネス

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復活ノート

「数千年後ビジネス」
「自分ほど根気のない人間はいない。何しろ1時間机に座って勉強したことはないのだから」と人に言ったことはありますが、「それができたら、ぼくほど賢い男はそういない」と口に出したことはありません。
心のどこかではそう思っていても、そんなことをしたら、みんな私から今以上に距離をおくのはまちがいないでしょうから。
それはともかく、確かに何でも続きません。しかし、50半ばで自分の会社をつぶしたとき、すべてを失くしました。
呆然自失の状態が数か月続きましたが、自分を失くしたわけでないので、出来が悪くても、唯一の財産である自分にしか頼れませんでした(妙な言い方ですが)。
その後に始めた商売は今も続けていますし、朝4時30分に起床してのジョギング、そして、「1日1童話」も続けています。
そんなことかと思われるかもしれませんが、どんなことでも続けることは私にとっては考えられなかったことです。
童話が趣味で終わっても、孫が、私を「ファンじい」と呼んでくれていますから(呼ばせている)、他のじいさんとの差別化は成功したわけです。
その童話を例に取れば、「5000年後の生活」という話の内容は(1000年後でも、2000年後でもいいのですが)、人類はどうなっているかです。
童話ですから、小学生の主人公が、他の星からの転校生を迎えるときに気持ちを書いています。
それはともかく、5000年後(1000年後でも2000年後でも構わないのですが)、人類が地球にいるかどうかも不明だとしても、そのときは必ず来ます。
今生きている人間は、それがどうなっているか見られないのが悔しくてたまらないのですが、人類が残っているとしたら、私たちに遺伝子も残っているのですから、それで辛抱しましょう。
最近の人類は、地球に対して相当無茶なことをしてきていますから、その罪滅ぼしという意味でも、遺伝子だけではいけません。
最近のニュースでは、無人自動車がかなり現実味を帯びてきたそうですが、これなら、老人の役に立つし、また無事故にもつながります。
また、電磁波で電気を送電するという実験も始まったそうですが、それが実現すれば、宇宙で電気を作ることができますので(太陽光パネルなどで)、地球や人類にとって最高の発明になります。
誰かが、当時は夢物語でも、それを追いかけてくれたから、今の文明があるのです。
それなら、誰かが、あなたが、「空飛ぶバス」を考えてくれませんか。地面から数十メートルの高さを飛びます。これなら、自然を壊すことなく生きていけます。
未来の人間はどれだけあなたに感謝するかわかりません。時間がないのなら、設計図だけでもお願いします。レオナルド・ダビンチのように。