資格あるいは消費問題
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復活ノート
「資格あるい消費問題」
高校や大学の就職率は上がっているのでしょうか。関西では、「社員が足りない」という中小企業が半分以上あるようですから、大企業志向を見なおして、「自分の会社を大きくする」という夢をもって、せめて中堅企業で社会人の一歩を踏みだしてもらいたいものです(結局、それが自分をブラッシュアップする道です)。
それに、ニュースを見ましたが、「とにかく企業説明会にエントリーをさせる」という愚を、企業、特に中小企業は気がついたようです(300万円かけて3万人のエントリ―があっても、説明会には5,6人しかこないということがあるらしいです)。
学生には、「当て馬」がいるし、企業側には、数を確保したら、優秀な学生を採用できるという下心がすべて裏目に出たのです。
それで、採用担当者は、大学などで、学生と直接話をすると、お互いの気心がわかるようになったというのですから、他人事ながらよかった、よかった。
昔、「コンピュータが請求書を作っていますから、絶対まちがいありません」と言っていましたが(「結コン」を売り物にする結婚紹介所もありましたが)、請求書はともかく、社員の採用や結婚などは人間関係の一つですから、まだコンピュータに任すのは、少し時代が早すぎるようです。
次に資格です。資格がないとできない職業は数多くあります。
医師や弁護士、公認会計士などは、それをもっているだけで、社会的地位と収入が約束されたようなイメージがありましたが、最近は200万円しか年収がない歯医者や生活保護を受けている弁護士もいると聞きます。
がめついのがうようよいる時代に、「赤ひげ」のような人がいるのは救われたような気持になりますが、駅前の歯医者のごとく、過当競争の弊害もあるようです。
しかし、資格がそう関係ない職業もあります。それが全体の質を落としているのです。
誤解を気にせずに言えば、ヘルパーや教師などは資格の意味がありません(大学の教師は今もそうですが)。
自分の職業にまじめに取りくめば、自分の目の前の壁は、何とか乗り越えようとするはずです。
今までも何回も言ってきましたが、自分の勤めている施設に、自分や知りあいの親を任そうというものは皆無です。
介護保険は壊滅状態です。掛け損です。業者は国にうまいこと使われているだけです。
資格など関係のない介護をはじめるチャンスです。学校もそうだし、他にもいろいろあるはずです。
あちこちにある独占も許せないです(結局、政治家への甘い汁、役人の天下りに行くつきます)。
今、国を変えるのは政治だけじゃないです。早道は消費問題です(生活や者をつけても)。
理不尽を許さない声を一つまとめることです。日本のラルフ・ネーダーはいないのでしょうか。
もちろん、資格に頼らないビジネスは成功のチャンスが高いし、みんなに勇気を与えます。