災害ビジネス
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復活ノート
「災害ビジネス」
昨日(9月12日)、茨木市常総市の知り合いから、ラインで近所の様子を送ってくれました。
幸い、家の被害はなかったようですが、まわりはテレビで見ている風景そのものでした。
鬼怒川が決壊する前日に、今年の挨拶として、向こうからは名産の梨を送ってくれ、こちらからは、三田屋のコロッケを送るというやりとりをしていました。
そして、テレビで見るようなことになり、冷凍とはいえ無事に着くのか心配していましたが、お互い昨日受け取ることができました。
しかし、水が引いてもライフラインの回復には時間がかかりそうで、誠にお気の毒としか言いようがありません。
人間の場合、「昨日まで元気だったのに、まさか」ということがありますが、気象の場合、予報が出ても、それ以上の「まさか」ということが増えてきました。
地震、津波は当然として、どんな災害も、今や「降れば土砂降り」で、別の災害を引き起こすということを覚悟しておいたほうがよさそうです。
しかも、毎年どころか、年に数回は、「経験したことない」災害に襲われるようになりました。
昨日の「Nスペ」はその災害についてでしたが、専門家は、「もう町単位、市単位では対応できない」と言っていましたが、そのとおりだと思います。
意識を変えることは個人にも必要です。もし家が壊れたり流されたりしたときどうするのか。これは生活するためには絶対決めておかなければならないことになりました。
私もおっちょこちょいですから、クレジットカードや免許証をなくしたことが何回もありますが、あのときの気分やその後の手続きのめんどくさいことは記憶に残っています。
流された家の持ち主の気分や今後の手続きはその何千倍、何万倍にも達するだろうことは容易にわかります。
それをサポートするビジネスはどうしても必要です(地震保険や火災保険などは当然として)。
重要書類を預かるサービス(どう信用してもらえるか。どう預かるか。どう返すか。これを軌道に乗せるのは時間がかかりますが、大きなビジネスになります)
住居を提供するサービス(当座は親戚や知り合いの家に住んでも気兼ねが出てくるようです。公的な住居は審査があって時間がかかる。そんなとき、期限を切ってでも契約している家があればゆっくりできます)
コンサルタントサービス(保険会社の手続きや自治体の補助などのアドバイスをします。また、必要な情報を知らせます)こう考えていけば、いくらでも浮かんできます。
私は、幸いにもこういう大きな災害や事故に会ったことはありませんが、人生では「どうしたらいいのか分からない」ということほど辛いものはありません。
ひどい状況におかれていても、「次はこうする」ということが分かっていれば、案外勇気がわくものだということはわかっています。
今回のサービスもそれを根底においたら、みんなが求めているビジネスができると信じています。