大人の交換留学サービス

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復活ノート

「大人の交換留学サービス」
大谷がすごいことになっています。私も、今日(7月18日)、34号を打たないかそわそわしています(相手ピッチャーは花巻東の先輩菊池です。この際ホームランを期待しましたが、ダメだったようです)。
日本人が日本で大リーグの日本人選手として大谷を応援する以上に、アメリカでアメリカ人が大リーグ選手としての大谷を応援しています。
その応援も、「大谷は人間じゃない。宇宙から来たエイリアンだ」となってしまいました。それくらい二刀流にインパクトあり、しかも、その期待を裏切らないからでしょう。
ついこの前まで、アメリカ第一主義を掲げる大統領がいたわけですが(それに伴い、黒人やアジア人に対する排斥行動も表面に出ていましたが)、大谷が見事に抑えているのです(今後どうなるかは分かりませんが、イチローや大谷はそれを打ち破る存在であることはまちがいありません)。
とにかく、大谷以外に、今世界で、少なくとも日本とアメリカでこれくらいほめられる人間はいません。
毎日ホームランを1本以上打つので、日本のファンは、「モーニングホームラン」と言っていますが、「モーニングいい子」でもあります(朝起きたら、ホームランや善行がニュースになっているので)。
サインを嫌がらない。整理整頓をする。ライバルチームの選手にも挨拶をする。オールスターで得た賞金を球団スタッフに分ける。男前で、身体が大きい。
誰かの「あら探し」をし、それを読むのがネット社会ですが、大谷に関しては、生活や性格の「あら探し」は出てきませんので、それがまた「人間ではない」と言うことでしょうか。
しかし、実力や成績のことは個人の資質でしょうが、掃除や挨拶などのマナーは、日本では少年野球の監督やコーチが指導していることです。
アメリカの野球と日本の野球とはちがうとずっと言われてきましたが、イチローや大谷の成功で、アメリカの少年が日本に野球留学をするようになるかもしれません(二刀流にあこがれても、アメリカには教えるコーチがいないといわれています)。
これは野球だけではありません。「youは何しに日本へ」というテレビ番組を見ても、「こんなことに興味があるのか」とびっくりします。
盆栽や鯉など大きなお金が動くものだけでなく、砂絵とか稲荷ずしとかどこで見つけたのかをいうものを学びたかっている外国人がいます。
それをもっと系統的に募集するのもおもしろいビジネスになります。
日本文化が世界に広がり、また世界の文化が日本に来るだけでなく、それが生活に入るようになったからでしょう。
それに、同じものを大量に作るという産業革命が終わりに近づいてきて、自分の趣向に合った生活や人生を求める人が増えたからです。それを提供するためには、技術がいります。
世界中の手仕事などの職人を募集するビジネスです。それで、多くの人々が国を出入りしたらいいのです。
別に職人の勉強をしなくても、こういう仕事があるのだと分かるだけでも世界は変わるはずです。
外国を知らないから、国の施政者が自国の国民をないがしろにするのです。
日本が出直しするためにも、このビジネスが必要です。