町おこし

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復活ノート

「町おこし」
先日(3月28日)の国土省の発表によりますと、2050年には(すぐそこです)、国土の60%の地区ではそこの人口が半分になり、20%が無人になるということです。
原因はもちろん少子化です。今まで総人口の減少がゆっくりだったのは老人がいたからですが、それも「焼け石に水」になってきたようです(としよりもいつまでも生きていないぞということです、いや、私も含めてです)。
これは大変な事態です。大都市を少し離れれば、どこもゴーストタウンが広がっているのですから。
そうなれば、美しい日本の風景などはCDの中でしか見られなくなります。あれも、人がいて、田を作り、山の下枝を取るからこそ生まれるのです。
以前から、山を切りひらくなりして、「防災タウン」などを作ろうと提案してきましたが、今回の発表を聞いて、その前にすることができました。
もう一度整理しますと、こんなことになったのは、田舎の若者は、都会に憧れて田舎を離れます。もちろん田舎では仕事がありません。
私たち団塊世代もそうしてきたわけですから、今の若者を責めることはできません。
流出・流入の一方的な流れは戦後一貫して続いてきたのですが、ここに来て、流出する若者も残る老人も減り、受け入れる都会も、不況で安定した仕事や結婚などの夢を与えることができなくなったと言うことですね。
でも、今の状況では、若者が生まれ故郷に戻ることはないでしょう。自分たちの昔と比べても、今の若者が気の毒で仕方ありません。
私は友だちができない性格なので、生まれ故郷にはなるべくなら帰りたくありません(車で1時間ぐらいですが)。でも、故郷は懐かしいと思います。
こういう変った老人は多いと思います。そこで、年金生活者よ、再び起これ!です。
辛酸を舐めた人生で、人づきあいも苦手だが、このまま死んでいくのかと思っている老人はいくらでもいます。5年でもいいから人助けをしましょう。
田舎には、個人の空家も多いですが、町営住宅などもあります。まず、そういう住宅に格安で入れるようにします。
多分、病院などは遠いはずですから、ネットで診察するようなサービスを作ります。
知らない老人が、10人も来たら気持ち悪いですか。
町の人口が半分以下、ひょっとして誰もいなくなるかもしれないのですよ。町は話を聞いてくれますよ。
老人は何をするのかですって。若者が、別にそこの若者でなくてもいいですが、住みたくなるような町にするのです。
町から委託費をもらってビジネスをします。今がチャンスです。
国を守るとはこういうことです。戦後レジームからの脱却とはこういうことです。