公私混同
{ }
復活ノート
「公私混同」
生きていくうえで、私(わたくし)=個性を出すということは大事だし、その出し方で、その人の人生が決まるといっても過言ではありません(出しすぎて、あるいは出すのが下手で、鼻つまみ者になる人もいますが)。
人生も、個性の集積なら、経営も個性で決まってきます。
昔、仲間内で、「立志伝中の経営者のとおり経営すれば成功するのか」などと議論したことがありますが、私=個性は、その人のエネルギーとむすびついているものですから、そっくり真似をすることは不可能だろうという結論に行きついたように思います。
人生でも、経営でも、「自分を出す」喜びをもった者が成功するのかもしれません。
ところで、こんなことがありました。近所の化粧品店の女性経営者が、犬を買うようになったのですが、その犬が近くにいないと、夜も明けなくなったのです。
当然、店にも連れてきています(それ以前から、若い男が、週2,3回来ていますが、それについては、ここでは書きません)。
その店は、アトピーの相談にも乗っていますから、傍目からは心配するのですが、犬が一番生きがいになっているようです。
本人は、とても幸せそうですから、顧客が減ってきても、何も気にしません(個性を思いっきり出しているのですから)。
私は、売上げなどで相談されることはないので、彼女に言うことはないのですが、そういうことでも命取りになることがあります。
「職場は公の場所」とは、私たちが、社員にも言ってきたことです。
今一人になって気をつけることは、社員が、ペットを連れてくることでもなんでも、そんなことをすれば、自分は、どう思うかということです。
社員に認めないことは、自分にも認めないようにしましょう。
そして、事業そのものにも、どう社会に合わせていくか、どう個性を出していくかを常に考えて、どこにもない事業を開拓していきましょう。