
利用
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復活ノート
「利用」
全国チェーンの飲食店などが、新入社員を店長にしてこきつかう「名ばかり幹部」は改まりそうにありせん(最近、残業代は払うけど、役職手当は払わないと言いだしています)。
以前、ホワイトカラーには、「仕事請負」をさせて、残業代をケチる法律が検討されていましたから、その流れにあるのでしょう。
どの業界も、激烈な競争に打ち勝つためには原価を下げる必要があります。その背景には、「名ばかり幹部」、「中国製品」、「使いまわし」の三点セットがあります。
それは冗談ですが、「景気は上向き」などと言っていたのはつかの間、川下りをしている私たちの船から、遠くで川が落ちているような音が聞こえる始末です。
みんなおどおどして、誰もが余裕をなくしています。
それは、国や地方自治体から始まり、家庭、個人にまで及びます。もう誰も、他人のことなど考えないようになっています。
駅やスーパーなどにある障害者用のパーキングスペースにも、「少しの間だから」と自分に言いわけして、健常者が、車を止めています。
今こそ、取りのこされるおとしよりなどの声を聞きましょう。そのために、地方にある「コミュニティFM局」を利用することです。
毎日仕事のために車に乗りますが、「情報収集」(?)で、バラエティ番組を聴きます。
時々FM局に回しますが、ご承知のように、雑音が少ないという特性を生かし、音楽が中心です。
内容も代わり映えしません。「今週のベストテン」、「今日のテーマは」・・・。
それでスポンサーがつくのなら同慶の至りですが、「コミュニティFM」は、山間(やまあい)なら、10キロ離れると聞こえなくなります。
もちろん、出力や、「市町村単位に1つ」などという法律の規制があるから、そうなるのですが、大手と同じことをしていては独自性が出せないでしょう(ここは、「コミュニティFM局」からのコンサルティングではないので、それを利用することを考えます)。
あなたがスポンサーになって、うまく使うのです(スポンサー料はたいしたことありません。私は、介護食の広告を、毎日5,6回出してもらって、月5000円です!)
全国ネットのテレビで、新橋のサラリーマンや、淀屋橋のOLにインタビューするように、あなたの地方のおとしよりの声を聞く番組です。
おとしよりは、一人でいれば人見知りをしますが、大勢いれば、とんでもなくしゃべるようになります。
政治への不満、人生感、趣味など、人生を生きぬいてきた者の喜怒哀楽がテーマです。
人は、自分のことをしゃべりたいのです。友だちの声を聞こえたら、自分もとなります。
それが評判になると、みんな聴くようになります。
市会議員も、その声を無視できなくなります。「ないものはない」、「それなら助けあおう」という、地方の底力が生まれます。
ところで、おれのビジネスは?
地方にあるものを安く利用すると、知名度はぐっと上がったでしょう。後は、あなた次第。