会社のイメージ=言語を作る 

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復活ノート

「会社のイメージ=言語を作る」
テレビタレント、特に女性タレントの場合は、演技力よりも、大衆に与えるイメージが何より大事なようです。
そのために、事務所は、出演するドラマ、あるいは相手の男性タレントを選ぶのに気を使います。
また、何か不祥事を起こした場合は、イメージを取戻し、さらにアップさせることが、今後の生き残りの重要な条件です。
さらに、年を経ると、イメージチェンジをして、存在価値を高めることもしなければなりません。
しかし、一般の女性の場合は、化粧や髪型、服装を変えるぐらいしかできません(もっとも、それが、本人とっては大事なことなので、そのための雑誌が売れるのでしょう)。
最近では、若い男も、「してみんとてするなり」という状況ですし、中年の男も、「ちょい悪」というイメージを作るのに忙しいとか。
さて、会社という法人にも、イメージがあります。
サラ金会社や商品取引会社には、固定したイメージがありますし、リフォーム会社やマンションディベロッパーなど、社会問題を起こした企業や業界は、悪いイメージをいかに払拭するかに懸命です。
そのように、会社も、同業他社に打ちかち、経営を安定するためには、イメージは大事な要素です。
だから、大企業は、「木を植えています」とか「資源を節約しています」というように、環境保護を前面に出して、イメージアップを図っています。
私たち中小企業の場合は、そんな余裕がありませんが、イメージは必ずついてまわります。しかも、「まじめに取りくんでいる」とか「ちょっと油断がならない」とかいうイメージは、利用した顧客の口コミによるものです。
だから、イメージを積極的に作っていくということも、経営にとっては大事なことです。
ここで、一つのヒントを書きたいと思います。
マスコミでもよく取りあがられている、ある「ねじ製作所」は、世界一小さなねじを追いもとめています。
「なぜそんなことをするのですか」と聞かれて、その経営者は、今は必要がなくても、高い技術を持っているというイメージがあれば、世界から注文が来ると言っています。
どこか言語を作ることに挑戦しませんか。日本語とか英語とかの言語です。
エスペラント語が有名ですが(現状については、各自で調べてください)、全社上げて、この世にない言語を作りあげるのです。
何十年とかかるでしょうが、「言語を作っています」という姿勢に、果敢なフロンティア精神のイメージがつくことになり、有能な社員が集まり、顧客もついてきます。
もちろん、周到な下準備が必要ですが、絶対的な知名度、信頼度がつきます。