復活サークル

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復活ノート

「復活サークル」
昔から子供や新人社員に対する教育の本が数多く出ています。親や会社の幹部にとっては自分の子供や部下をどう育てるかが大きな課題ですので、ミリオンセラーになった本も多いです(今はやりの言葉で言えば、「親ガチャ」や「上司ガチャ」ならぬ「子ガチャ」や「部下ガチャ」を目論んでいるわけです)。
私は4人の子供がいて、会社経営者でもありましたが、自分がしっかりしていれば何とかなるだろうと考えていたためか、目論見どおりになりませんでした(それどころか、自分で自分の会社をつぶしたのですから情けない話です)。
それはともかく、私のように教育に関心がなくても、子供には(新人社員も含めて)、叱って伸びる子とおだてて伸びる子の2種類あるというのはよく聞いていました。
それは本人の性格に起因しているでしょうから、人生の最後まで消えずに残っているような気がします。
私の場合は、おだてられるほうがいいようです(子供の時、叱られると自分を見失うような気分になった記憶があります)。
人間ができていないと言われたらそれまですが、年をとってもあまり変わらないような気がします。
今、コロナで多くの商売人や経営者が仕事を失っていますが、必ず復活しようと考えている人も多いでしょう。
私の経験を言えば、順調な時は、「自分ぐらい経営能力がある人間はいない」と自負していたのに、経営が傾くと、その原因を誰かに押しつけてしまいました。その状態では復活はできません。
それをサポートする「復活サークル」という名前の復活支援があればと思いますが、その時に、その二つの性格を考えたサポートはどうでしょう。
復活をめざす経営者が、どちらの性格かを把握しての個別指導ですね。
まず、経営者がサークルとなって自分のことを話すのです。私の場合は、「在宅保育サービスと在宅介護サービスを1974年(昭和49年)に日本で初めて開業しました」からはじめて、開業の動機や苦労を話すでしょう。
ただ、会社が傾いた原因は介護保険などができたことなど他に押しつけるかもしれません。
そこで、みんなから厳しい意見が出てきます。それをどう受け止めているかを判断して、その経営者の性格を判断します。
もちろん、今度どう復活をするか。つまり同じ事業をするか、別の事業をするか。また、一人でするか、このサークルに共同経営者はいないかなどもテーマになります。
中小事業者には苦しい時代ですが、逆に今までなかった事業も考えられる時代です。
一人でも多くの人が復活できるように、「復活サークル」をはじめませんか。