便利屋

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復活ノート

「便利屋」
ゴールドラッシュは、150年ほど前にカリフォルニアで砂金が発見されたので、一攫千金を夢見て、世界中から人が集ったことをいいます。
今も、カナダやオーストラリアなどでは、金脈を探している者がいるそうですが、その確率は万に一つもなさそうなので、その努力は沈没船の宝物や徳川の埋蔵金を探すことに向けられています(霞ヶ関にも埋蔵金もあるようですが、これは、私たちには手が出ません)。
そして、もっと確率が高いものとして、商売というものがあるわけです。
金脈を掘りあてている人がいれば、みんなそこに寄っていきます。
「桜」をテーマにした歌がはやれば、春先にはそればっかりですし、安いジーパンがブームになれば、もっと安いものが出てきます。
そして、需要という金脈が蚊渇すれば、そこは見捨てられます。
但し、商売の金脈は生きていますから、工夫次第で、また流れてくることがあります。
だから、廃坑でも、そこに行く道はまだ残っていますから、そこでもう一度挑戦するほうが、新たに掘るよりも確率は高くなる場合があります。
このことは何回も言ってきましたが、便利屋をもう一度取りあげたいと思います(特に田舎での便利屋です)。
限界集落という言葉が定着しつつありますが、商売人も年を取ってきたうえに、仕事ない状態なので、覇気が全くありません。
また、シルバー人材センターなるものは、役所から補助金が出ているそうですが、全く組織の体をなしていません(ネットでは、クレームが山のように出てきます)。
私も、田舎に残している家の草取り(30平米)を頼みましたが、なかなか連絡が来ないので電話をすると、もうすんだとのことです(届いた請求書は3万円でした)。
もう二度と使わないと思っていたのですが、庭の木が電線を押しあげているので、仕方なしにもう一度使おうと思いました。
費用を事前に教えてくれといいましたが、もう2週間音沙汰がありません。
しびれを切らして、ある便利屋に連絡をしましたが、ようやく来た返事は、「病気をして高いところは無理です」とのことですし、ある植木屋は、「行ったげるけど、一月(ひとつき)ぐらい先や」とのことです。これが田舎の現状です。
田舎は、少なくとも私の実家がある地方は、前もって料金を(あるいは日にちさえも)聞くのは野暮なことであり、請求された金額を素直に払うのが慣わしなのです。なぜなら、「善意で行ってあげる」のだから。
ここに、新たな金脈があると思いませんか。しかも、シルバー人材センターが、近づこうとする者も追っぱらってくれています(ネットには、襖の張替えを専門業者の半分ぐらいで引きうけるので、民間業者が壊滅している地域があるようです)。
私なら、まずどんな依頼が多いか調べます。そして、価格設定や支払い方法などを決めて、その関連の業者を集めます。
業者を使うのですから、不安なことも出てきます。また、「抜けがけ」も心配でしょう。
私も、日本ではじめて人材派遣を考えたとき、企業か個人か悩みましたが、企業は「抜けがけ」があるだろうから、まず家庭向けからはじめました。その間に、企業向けをはじめた企業が、あれよあれよという間に成長をしたことがありました。
「抜けがけ」をすると、いかに損かかがわかるシステムを作れば成功します。
私なら、すぐに企業向けの保険を研究します。はじめたい人がいれば、なんでもお教えします。