昔はよかった

   

今日も、ムーズがやってきた~」きみと漫才を~
「昔は、よかった!?」
「今の若いもんは・・・」と、エジプトのピラミッドに書いてあるそうな。このセリフの一番古い記録らしいな。ほぼ4000年前やて。
ぼくも、50過ぎたから、そうゆう権利(?)があるかもしれへんけど、思てても、ゆわへん(せやけど、書きまくっとるわ、てか)。
ぼくの考えでは、「今の若いもんは・・・」はゆう底には、「おまえら、ええなあ。しんどいことせんでもええし、好きなことできるし」とゆう、うらやましい気持ちがあるような気がする。これは、大昔から順送りしてきてるんやな。
ぼくらの年代でも、自分の親みたいに、「ランプ磨き」や「水汲み」をしてへん。これは、子供の仕事やったんやて。それに、ぼくらは、戦争に行かんでもよかったからなあ。
子供のときは、お菓子が、少なかったけど、昭和30年代後半からは、奇跡とゆわれた高度経済成長が始まったから、ひもじいのは、少なかった。
せやけど(何回も書いてるけど)、ぼくの子供のときに、「食い放題」があったら、胃袋破れるほど食うたと思うわ。もっとも、その頃は、日本中が、「一億総ハイエナ状態」やったから、店が、もたへんやろな。よう肥えてることが、金持ちのシンボルになっていた。
それより、今は、昔と比べて、ええことばっかりやろか。
今は、情報やら知識やらがあふれとるから、それにがんじがらめになった人生を送っとるようなきがする。
20年ほど前までは、「血圧は、年令に、90足したら正常」やったし、「理想体重は、身長引く100に、0.9掛けた数字」(保健体育の本に書いてあった)とゆわれていた。
ほかはなんにもない。みんな、死ぬまで生きていた(当たり前か)。
その頃、コレステロールについて聞いても、「そんなん食べたことがない」、「体脂肪」は、「鯛のうまいとこか」ゆうやろな。
古今東西、みんな、元気で、長生きしたいのは、山々やけど、今みたいに、そればっかり気にしていてもしゃあない。
ポリフェノール、イソブラボン、カロチン(最近は、カロテンゆうらしいけど)と、次から次へ、新しいことが出てくる。
最近は、コインザイムや、アルファなんとか、わけわからんな。この前、店に買いにったら、売り切れやとゆわれたわ!
血もサラサラやないとあかんとゆわれるけど、昔から、「血は、水より濃し」ゆうてたのになあ。水を飲みすぎると、滋養が出てしまうゆうて、ようおばあちゃんに怒られた。
昔と比べて、食生活が変わってるのは認める。だから、「残したらあかん」ゆう強迫観念にとらわれるのも、考えもんやと思う。
こんなふうに、食べもんだけではなく、すべてのもんの仕掛けがわかったら、生きていくのがおもろないで。昔の人は、「知らぬが仏」と、うまいことゆうてる。

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