いざ出陣

復活ノート

「いざ出陣」
先日テレビの報道番組を観ていましたら、最近立ち食いの店が増えているらしいです。
しかも、その経営者はまったくの素人ではなく、有名なレストランや寿司屋で経験を積んだプロが、立ち食いという形態の店を出すのです。
つまり、客は最高の料理を立ち食いするのです。いくら最高の料理でもそんなところで食べたくないと言う客もいるでしょうが、本格的な料理を格安でで食べられるというので、若い人を中心に大勢の客が詰めかけているようです。
経営者から言えば、家賃も安いし、人件費も抑えられます。中には、ビールなどの飲み物は客が自分で入れるようにしている店もあって、客にとってそれが面白いようです（初めての客には、なじみの客がシステムを教えたりするので、すぐに仲良くなるらしいです）。
これは、コロナや円安による不景気な時代が生んだ商法です。
復活をめざす私たちにとって「強敵現る」ですね。なぜなら、私たちには資金が少ないので、立ち飲みからスタートすることが多いからです。
相手はプロですが、こっちも、商売としては失敗したわけですが、その失敗で学んだことを生かせば、どんなプロにも負けることはありません。
私は、復活コンサルタントして活動していますが、自分の失敗を伝えることを柱としています。
今サポートしているのは、70才の人で便利屋をやりたいという希望をお持ちです。
あまり詳しくは言えないのですが、電気関係の資格があり、いわゆるDIYが得意です。それを息子と始めたいのです。
便利屋そのものは資格がなくても開業できますので、個人やフランチャイズ加盟で、多くの人が商売しています。
私は、なんでもかんでも引き受けるのではなく、得意のもののみに専念するように言っています。
あちこちのホームページを見ると、あれもします。これもしますのオンパレードです。それでは、見積もりだけの対象になるだけです。
その代わり、得意のものを徹底的に研究するようにアドバイスしています。
競争が激しいビジネスでは差別化を考えるのです。これはどこにも負けないという自信があれば、必ず高い評価につながります。
軌道に乗っても、落とし穴はいくつもあります。そこでも、私の出番があります。
ビギナーは軌道に乗ったら終わりと考えがちですが、ほんとはそこからが勝負なのです。
皆さん。来年もがんばりましょう。