戦後ビジネス追加 1・2
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復活ノート
「戦後ビジネス」(追加)
自粛宣言がかなりの地域で解除されました。住民もやれやれと思う反面、また感染者が増えたらという心配もあるようです。
やれやれは住民だけでなく、企業経営者も同じ思いでしょう。営業ができるのはうれしいですが、売上げがすぐに戻ってくるのかという不安があるからです。
これはJRや航空会社(どちらも通常の90%の売上げ減になっています)などの大企業だけでなく、中小企業、町の飲食店なども同じ不安を持っています。
「同情するなら金をくれ」というセリフがありましたが、自粛を要請するなら、それとセットで補償しなければなりません。それも迅速にです。
しかし、世間の様子を見ながら小出しする手法は政治としては失格です。それでは施政者への信頼が生まれません(今度のことで日本の首相だけが支持率を落としているのはその証拠です)。
しかも、国民全体が未曽有の災害に見舞われているときに、検察庁法案改正や種苗法改正を目論んだりするのはさらに不信を拡大させます。よしんば、この戦争が停戦になっても(終息は当分ないようです)、国民の生活、教育、経済の再生、オリンピックの再準備(WHOは否定的な意見を発表しています)など、戦後処理は山積みです。
すぐ英語を使いたがる東京都知事は批判されていますが、都知事のように言えば、どうして「戦後のロードマップ」を作って、それを国民に言えないのかと思います。
ここにこの内閣の限界がありますし、戦後の政治家の体質です。古い話ですが、中曽根康弘も海軍将校として戦後を迎えたのですが、戦後のどさくさに、「これを買わないか」と国の資材を自分のもののように言って企業を回ったそうです。
「どさくさ」は、政治家ならず、政治屋の血が騒ぐときのようです。それが今なのです。
田中角栄の「高速道路用地買収」などを見ても、国民に知らせる前に動くのは政治屋の特権ですが、次に特殊詐欺が動きます(自粛中の店舗に忍び込むぐらいは、政治屋から比べたらかわいいものです。コロナでクビをになって腹が減ったのでついということらしいです)。
「職業に貴賤なし」という言葉がありますが、貴にも賤にも、どさくさに人を騙す者がいます。
騙された人をサポートするサービスはもうすでに始まっている戦後の混乱において多くの人々から頼りにされるでしょう。
もちろん、弁護士法などがありますから抵触しないようにしなければなりませんが、寄り添い、ロードマップの提案、専門家への紹介など、戦後を生き抜くためにすることはいくらでもあります。
誰かはじめませんか。こちらも相談に乗ります。
復活ノート
「戦後ビジネス」(追加)2
緊急事態宣言の解除が出たことは同慶の至りですが、これからが勝負です。
ここを乗り切るためにどうするかについて少し書いてきましたが、その根底には、自分を奮い立たせるものを持っているかどうかです(高齢の経営者には辛い試練が待っています。老舗の継続を諦める人もいます)。
さらに悪いことには、2次感染、3次感染いうものがあるようで、東京や北九州市ではその兆候があると言われています(政府は、2次感染ではないと言っていますが、その理由はわかりません)。
「世界に誇るK防疫」と自慢していた韓国でも、終息宣言後、毎日何十人という感染者が出ていますが、そのようにならなければと思います。
そういう状況下で事業を復活させるのですから、「心が折れない」ようにしなければなりません。
そのためには、復活を思いつづけることが大事ですが、それは思いつめることにつながることもがありますから要注意です。
そうならないためにはどうしたらいいのでしょうか。とにかく、視野を広げることです。
車メーカーやその部品メーカーなど日本経済をひっぱってきた大企業も底なし沼の中に入り込んでいます。それは他の企業も同じです(元に戻るには3年以上かかるというアンケート調査があります)。
また、国民には「新生活」が求められています。新生活?マスク着用やソーシャルディスタンスの励行などの社会マナーですが、生活そのものを変える「新生活」も考えてみましょう。
都会は元々密の場所ですが、さらに離れることが求められます。ストレスが溜まります。
自粛警察やマスク警察などという愚かな行為をする人がいますが、それもストレスが原因でしょう。
夏目漱石の「草枕」に出てくるように、「とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高じると、安い所に引き越したくなる」という思う人が増えてきます。
その思いに応えようと、神戸市などは西区や北区などの田園地帯に住むように言っています(以前から人口流出を止めるための政策を進めていたので、この機会にと考えたのでしょうが)。
しかし、これには注意しなければならないことがあります。「人生の楽園」という、定年後などに田舎に第二の人生を求めるテレビ番組がありますが、そこにあるように、田舎の人との交流がないと住むことができません。これは都会での生活とまったくちがいます。
Uターン(生まれ故郷に戻る)、Jターン(生まれ故郷の近くで住む)Iターン(知らない田舎で住む)などがありますが、Uターンでも、年月が経っていれば簡単ではありません。そこの「空気」が変わっているからです(数年前、岡山県で悲惨な事件がありました)。
ただ、最初に書きましたように、「新生活」を求めたり、テレワークを経験したりして、都会を離れたい欲求は高まっているはずです(徳島県神山町には多くのIT企業が集まっているのは有名ですが)。
そこで、スムーズに田舎に住めるアドバイスをするサービスはいかがですか。
田舎の人は世間が狭く、余所者を寄せつけないなどのイメージがあります。それはまちがいないですが(都会でも昔からある町も同じです)、入っていく方法はいくらでもあります。
実は私も無人の田舎の家を持っていまして、その市の「定住促進住宅」に選ばれて今市が改装工事をしてくれています。
その前はある女性に貸していたのですが、人嫌いで近所の人にも挨拶をしないので総スカンで出ていかざるをえなくなりました。これは極端な例ですが、筋道を立てていけば、田舎の人間はものすごく歓迎してくれます。
それを教えていくのです。このビジネスをされるのなら、私もアドバイスします。