分母
今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~
「分母」
地震を起こす鯰(なまず)は早起きのようで、最近は、午前6時すぎには必ずとゆうてええほど「地震速報」が出る。
さらに、「4年以内に、東京で、ものすごいのんが起きる」とゆわれている。関東の人間はどんな気分やろ。
関西は、まあ生きているうちは起きんやろと、シロートが思うてもええけど、、専門家はどうなんやろな。
原発関連の委員会の委員で、「地震なんかなかったような発言」をする大学教授がいるそうやないか。
そんな教授は、東電なんかから、指導や講演などの名目で報酬を貰うていることが報道されている。誰が聞いたって、「魚心あれば水心」やと思うけど、当の大学教授は、「確かにもらっているが、審査に何の影響もない」と胸を張っている。
「大人の対応」やな(その点、山本太郎は「子供」か。反原発のカミングアウトで、収入はほとんどなくなって、恋人も逃げたそうやないか)。
役人制度発祥の中国では、賄賂を貰うたもんは死罪となっても効果がなく、今も汚職天国らしい。
大学教授や役人など、高い知能と地位があるもんは、すれすれセーフで貰うけど、頭の悪いもんは、受取りのハンコまで押してもらう(貰うことはほとんどないけど)。
要するに、アホでも、カシコでも、金を貰うのが好きなんや。
そうであれば、金、金と考えるのは恥ずかしいことやないし(みんなそうやから)、また、人生には金より大事なもんがあると考えても勝手や(少ないけど)。
つまり、金を分母に、金以外のもんを分子にすると、その人の大体の生き方が出てくるのとちがうか(金意外のもんを、分母にする人間はそうおらんやろ)。
昔、会社をしていたとき、ある女子社員から、「家は個人タクシーやけど、手持ちの金がないと、お母ちゃんが、帰ってきたお父ちゃんに、「もうちょっと回ってき」とゆうんです」と聞いたことがあった。
そのころ、8億の年商があり、10億までもう少しやと張りきっていたので、「へえ、そうなんや」と答えたけど、腹では、「庶民はたいへんや」と見下していた。せやけど、どこかうらやましいような気もしたことをおぼえている。なんかほのぼのした気持ちになった。
倒産したことの言いわけやないけど、金、金と考えていたぼくの分母に、無理があったのかもしれん。金儲けで一番大事な人づきあいが苦手やからな。
カシコのもんの言い分にむかついて、分母は金とゆうたけど、誰でも、それだけじゃないいし、ぼくでもそうや。
せやけど、今でも、金は喉から手が出るほどほしい。宝くじに当たったら、早速日本を出る。定年退職した日本人が多いマレーシアは蒸し暑いし、なんぼ人嫌いでも、としよりばっかりではつまらんから、湿気のないハワイや(今日のニュースで、big宝くじで6億円が当たったのに、取りに来てへんもんがいたとゆうていたが、聞いただけで気が狂いそうになる)。
とにかく、性格、価値観など、分母はそう変えられへんけど、分子は変えたり、増やしたりできるような気がする(変えざるを得ない場合も多いしな)。
とにかく、分子が変ったり、増えたりすると、頭でっかちな仮分数になって、歩きにくいし、肩も凝るけど、安定した分数だけで生きるのはおもろない。ぼくのように、分子がどんどん変るのはしんどいけどな。