初夢

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「初夢」
ああ めでたいな めでたいな(ポンポン) 思うたことはできんでも とりあえずは年越した(ポンポン)
せやけど パソコンつぶれて 給湯器きかん 連絡しても業者は休み
メルマガ送れず 風呂にも入れず いらいらぽりぽり 白い粉出て アカたまる
これがほんまの紅白饅頭 ああ めでたいな めでたいな(ポンポン)

ああ めでたいな めでたいな(ポンポン) 目医者も歯医者もちょいとごめん いろいろお世話になりました(ポンポン) 
年明けからは 白内障治療と入れ歯の型取り 一月半ばに参ります
全部やりましょ 渡世の掟よ 杖とパーシャルデントで生きていく
孫もできます おじいちゃんくさい ああ めでたいな めでたいな(ポンポン)

そうゆうわけで、「シーラじいさん見聞録」のドメインが消えていた。業者に聞くと、更新してへんとゆうことやけど、いつも「ムーズ」といっしょにしていると抗議しているけど、正月休戦に入ってもうた。
正月を狙うたように機械もんがつぶれへんか。あれは何でやろな(湯はまた出るようになったけど、一度見てもらう)。
人間の不安が伝染するのやろか。自分のリズムとゆうか惰性が止まるから、変な使い方をするとかで機械も不安になるのやろ。
世の中はまだまだ不景気のようで、カレンダーを一枚しかもらえんかった。
プロパンガス屋からのちゃちいやつや(そうや。この町は人口増加率日本一やけど、周辺はプロパンや)。
去年はJALの金かけているやつを2枚、人からもうたけど、今年はああゆうことで、外国の観光名所まで行く飛行機代とモデル代がなかったかもね。
ぼくはも金はないけど、酒はある。
村から出たらさめる「むらさめ」とか、じきにさめる「じきさめ」ちゅう、水くさい酒か、酒くさい水やないで。
みんなびっくりするで。久保田、越乃寒梅 呉春、剣菱や。焼酎も村尾、森伊蔵 山ねこ 、百年の孤独や。ビールもプレミアムとその黒やで。
どや、びっくりするやろ。これで正月やってゆうて、人からもうたもんや(その人が他の人からもうたもんもあるやろけど)。
金がないけど時間はある岸辺シローさん。同い年で、顔も、体型も似ているけど、二番目の奥さんに先立たれてほんまに気の毒や。同情するわ。せやけど、60なんて、まだまだ若いんや。酒でも飲んでハッスルしいや。
ぼくも、朝から一人無礼講で浮世を忘れて飲んでまっせ~。
むにゃ、むにゃ。ここはどこだ?大きな木がいっぱいある。森か?
「そうじゃ、ここはダンテも迷いこんだ有名な森じゃ。おまえのようなちゃらちゃらした者が来るような場所ではないが、お正月ということで特別に招待したのじゃ」
「あっ、おばあさん!」
「おまえなんかに、おばあさんと言われるととても抵抗があるけど仕事だから仕方がない。とにかく、おめえは、人生の終わりが近づくにつれて、悩みが深くなったようじゃな」
「はい、体があちこち衰えてきまして」
「心配するでない。目が悪くなったのは些細なことを見えなくして、人生を深く考えるためじゃ」
「歯が悪くなったのは?」
「おまえが、固いものでも食べて喉を詰まらせたりしないためじゃ」
「それでは、お金がなくなったのは?」
「どこぞのホステスに入れこんで、人生の終わりに赤っ恥をかかないためじゃ」
「そうでしたか。それでは、おばさんの口はなぜそんなに大きいのですか?」
「これかね?これはね、おまえがしょうもないことを言うと、すぐに大きな声を出して黙らすためじゃ」
「ギョ、ギョ」
「何がギョ、ギョだ。おまえはさかなクンか。そんなやつはこうしてくれる。がぶっ」
「ギャー。助けてくれ~」
「逃げるな~」
ふぅ、危ないとこやった。こんなことで負けるもんか。おばあさんも笑うようなしょうもないことをいっぱいゆうで。今年もよろしく。

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