幸福量

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「幸福量」
今年も「住みやすい国ランキング」が出ていたな。一位がフランス、二位オーストラリア、三位スイスと続くんやて。
これは、経済、生活費 治安、天候などの10項目の点の合計らしくて、日本は36位。
フランスに住んでもええけど、「ノン、ノン、ノン、ノン」と鼻声を出しながら、首をすくめたり、親指と人差し指の先をあわせるとかのジェスチャーをするのはちょっと照れるしなあ(手の平は上やないで。相手に向けるんやで)。
オーストラリアは、紫外線がきつそうやし、水がないので喉が渇いたときに困る。スイスは、夜飲みにいこうとしたら、山を二つも三つも越さなあかん。
どこに住んでも、「良し悪し」はあるけど、今、「国民総生産」(GNP)より「世界総幸福量」(GNH)ゆうもんが注目されている。
「自分は幸福や」と思う国民の割合を見るんや。一位は、「世界最貧国」のブータンやて(人口の95%が幸せと感じているそうや)。後はスイスとかデンマークとかの小さい国が続く。
日本は、最低ランクやけど、「経済大国」はどこも、金、金ゆうて満足することがないからやろな。
日本の場合、「幸福量」は少ないのは自業自得やけど、「住みやすさ」で減点されるのは、近所に北朝鮮があるからやて。
近所に「ごんたくれ」がいたら、親は、子供に目ぇ合わせたらあかんでと注意する(学習院でも、小学1年によう肥えた「ごんたくれ」がいるゆうて問題になっている)。
せやけど、そうゆうもんは、案外やさしいとこがある。「あの子、どこでも嫌われているけど、この前『おばはん、その荷物もったろか』ゆうてくれたわ」ゆうこともある)。
とにかく、世界でも、近所でも、変なもんは嫌われるんやな。
上品なとこは、風俗やパチンコ屋を条例で禁止する(芦屋市六麓荘では、400坪の土地がないビンボー人は住めへん)。
鳩山元首相が中国でえらい歓迎されたそうや(フツーの感覚やったら、しばらく表に出ないと思うけど、旺文社模試1,2位クラスはちがう。まだゆうか)。
田中角栄の場合でも、田中真紀子が中国へ行くと、「センセにはお世話になりました」ゆうて大歓迎するそうや。
それで、真紀子は自分はVIPやとかんちがいするし、弟子の小沢一郎も、子分を何百人も連れて中国に行く(真紀子は、最近歌手になったのか思うていたけど、「AI」ゆう歌手やった)。
中国人は、長い歴史で、権力者は落ち目になっても、また這いあがることを知っているのやな(両方にヨイショするから、中国人はずるいと思われるのかもわからん)。
まさに「人間万事塞翁が馬」や(「人間」は「じんかん」と読んで世間のことや。自分が変わらんでも、世間が変わることやろな。それにしても、人生のことは中国故事が勉強になる。今は「君子危うきに近寄らず」がモットーや)。
日本人は、これがでけへん。この前、手塚治虫のことを読んでいたら、虫プロが破綻したとき、友人も蜘蛛の子を散らすように離れていったとのことや(そうそう、ぼくも悪いことをしたと書かれたときはそんなことがあった。社員は一生懸命考えた理由でやめていった。みんな元気かあ~)。
謹慎がとけた北野誠は、やしきたかじんに激励してもうたり、松村邦洋にごちそうをしてもらってうれしかったとゆうていた。
誠は、営業的にまずかっただけで(芸人仲間は、ちょっとゆうたことを全部番組でゆわれてしまうと怒っていたが)、悪いことはしてへんけど、反省すべきところは反省してな。
「善人なおもて往生をとぐ 悪人をや」とゆう親鸞の言葉がある。悪いことをすると、見えるもんがあるのやな(「わしゃ、パトカーに乗ったで」とあいかわらずノーテンキな月亭可朝でもそうやろか)。
有名無名を問わず、何かしでかして人生につまづくもんがいる。原因は大体金と女や。
郵便配達をしながら女の下着を取っていた郵便配達さん、あんたも、仕事の効率が認められて出世するかもわからんからな~(ぼくかって、ディズニーから作品を映画化したいとゆわれるかもわからんし)。
金がないほうが「幸福量」が増えるらしいから、これからもがんばりまひょ。

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