人生
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復活ノート
「人生」
熊本ではまだ余震が続いています。あの緊急速報を知らせる音には、被災者でなくとも身が縮む思いがします。
一回ぐらっと来ただけでも慌てるのに、何百回もの余震に耐えるのはどれだけの恐怖かと思います。
ストレスも限度に来ているでしょう。テレビ局のスタッフに怒鳴りつけた住民がいたそうでが、当然のことです。放送することだけを考えた取材は慎まなければなりません。
南海トラフ地震のように、「もうすぐ来るぞ」と警告されている地震も控えているますから、今取り沙汰されている「災害省」はできるだけ早く作る必要があります。
私たちは、阪神や東北の大地震を経験して多くのことを経験したのですから、それをトータルに生かせていません。
今回も、家屋のことや避難場所についてもう少し準部をしていたら、もっと被害が少なくなっていたかもしれません(熊本県知事も、「他人事のように思っていた」と言っていますが、それは、私も含めた住民の多くもそうでしょう)。
それに、地震予知の予算のこともあります。過去何十年の間に3000億円ぐらい使われたそうですが、成果は0なのです。
当の地震学者は、断層とかエネルギーの研究をしているだけで、「地震がいつ起きるか」なんてことはわかっりこないと言っていますから、予算の使い方を考えなおしたほうがいいかもしれません。つまり、「起きたときどうするか」をもっと具体的に決めるべきです。
私たち破産した経営者も、資金が少なかったので破産したのではなく、その使い方がまずかっただけかもしれません。
それなら、復活の道は閉ざされていません。逆に言えば、「もう少し資金があれば」と言いわけできないということです。
ただ、何度も言っていますが、必ず会社を作りなおそうと言っているのではありません。会社に入って新たな道を進むのも立派なことです。
どのような道を進もうとも、自分の失敗を「なかったもの」として葬りさるのだけはやめましょう。
自分の失敗から学ばないことほど愚かなことはありません。学んだことは必ず、自分の血肉となるはずです。
それは生活の基盤となり、人生を決める要素となります。私たちの人生は今からです。
地震に見舞われた人々にも、そう思える日が早く来ることを祈ります。