二個一
今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~
「二個一」
みんな元気がないときに、ほのぼのとしたニュースがあちこちから伝わってきた。
まず鳩山首相の偽装献金とゆわれている問題やけど、自民党のように、あるいは、田中角栄の流れを汲む小沢一郎のように、企業からくすねた金やなかった。
母親から、国民を幸福にしいやと、毎月1500万円(あの弟にも)もらった金やったそうな。その合計は何十億円になっているけど、母親は35億円を現金化したそうやから、国民は助かる。
「クリスマスキャロル」のスクルージは、妖精にこれでもかこれでもかと改心させられて、「金なんてもって死ねへんのやから」と思うようになるけど、鳩山の母親は、それもあるかもしれんけど、志半ばで死んだ主人の供養のためかもしれんな。
親に金があると、ろくでもない人間になる場合が多いけど(芸能人の子供のように、取巻きに囲まれて、尻の毛まで抜かれる)、さすが名門の子はちがう。
うるわしき親子愛。それを、贈与税を脱税しているのではないかとゆわれている。
また、アメリカでは、タイガー・ウッズの交通事故が波紋を呼んでいる。
夫婦喧嘩から逃げるタイガー・ウッズを、嫁はんが、「おんどりゃ、待たんかい!」と追いかけて、ゴルフのクラブで、キャデラックの窓ガラスを叩きわったとゆうやないか(タイガーウッズぐらいなら、防弾ガラスにしていると思うたけどな)。
それにしても、ゴルファーにとって、クラブゆうたら、命の次に大事なもんや。
武士なら刀、イチローならバット、蕎麦屋なら麺棒、板前なら包丁、こそ泥ならドライバーみたいなもんや。
そんなに大事なもんで、なんちゅうことすんねんと思うけど(年収100億円あるそうやけど、ほとんどスポンサー料なので、これでイメージダウンしてしもうた)、夫婦のことは他人にはわからん。
しかし、その後がエラい。お互いが、相手を気づかって事情聴取は拒否したそうや。
うるわしき夫婦愛。そりゃそうや。嫁はんが、そんなことをするのは愛していたからや(ほっといたほうが慰謝料をようけ取れるやろ)。
これで、また夫婦の絆が強まるかも知れへんのに、愛人がどうのこうのと、ギャラリーがうるさい。
てなことで、どんなことでも、コインのように裏と表があるゆうことや(どっちが裏か表かわからんけど)。週刊誌などは、それの使いわけで食うているのや(「日本に行って、埒被害の家族に話をしたい」という人は、金がなくて困っているからやと書いていた)。
年取るほど、他人の「二個一」を詮索するようになる。
他人のことなら笑うていられるけど、自分のことは、今の民主党のように悩ましいもんや。
なんとかせんと明日は来んけど、今までも、なんとかしてきた。
そして、それが「年の功」になるのやろか。