あくまで本人の感想です
今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~
「あくまで本人の感想です」
♪きっとあなたは口内炎~♪
♪一人キリキリ苦しみます♪
♪冴えんない~ 懲りんない~♪(山下達郎の「クリスマスイブ」のメロディーで歌うてな)。
若いころ、毎年クリスマスに女の子を誘うのやけど、それまで感触がよかったのに、「その日はたまたま用事があって」と断られたことないか。
この歌の主人公は、今年は「口内炎で家にいる」と断られた(去年の娘は「法事や」ゆうていたなあ)。
彼女は、今頃、本命とディズニーシーに行っているのをしらんと、「口内炎ではしゃあない。また来年誘お。280円の牛どんでも食べてかえろか。回転ずしでもええけど、家族連れでうるさいからな」と、今年も淋しいクリスマスであった、とゆうことや。
クリスマスの本場イギリスでも、昔、「クリスマスがなんぼのもんじゃい。
貧乏人は、施し、施しゆいくさって。日頃真面目に働かんから、そんなことになるんじゃ」とゆう男がいた。その名はスクルージ。ご存知、ディケンズの「クリスマスキャロル」の主人公や。
この前、その映画見てきてん。英文科の学生のときは、ばかにして読まんかったけど、「としかえしのできないことをした人に」とゆうキャッチと、「毎月1日は1000円」に引かれてもうた。
子供のとき、夕方近所の家で、「クリスマスキャロル」の漫画を読んだことがある。
田舎では、晩ごはんになると、すぐにその家を出んとあかんのやけど、「貸してください」とようゆわんもんやから、そのストーリーを泣きながら、ものすごう早う読んだことをおぼえている。
50年ぶりの再会やな。空を飛んだり、叩きつけられたりと、今の役者はたいへんやとゆうのはおいといて、仏教の地獄絵図のような映画やった(「クリスマスには寄付せいよ」とゆう意図があるような気がするけど)。
ぼくが死んだら、少なくとも2000人は喜ぶやろとゆう思いこみがあるけど、それは、「えらいことした」と「すまんかった」ゆう気持ちと「二個一」なんやろけど。
ロンドン一の吝嗇家(りんしょくか=ケチ)とゆわれているスクルージを、ロンドン一の人徳家にするのに、妖精が3人がかりで一晩かかったけど、ぼくの場合は、会社の倒産そのものが妖精やったような気がする。ところが6年でも、あんまり変わってへん(ユニセフの寄付3000円をまだ悩んでいる)。
とにかく今年も終わる。大きなことに気づくのは何年もかかるから(あるいは、どこかで頭を打ったときに)、そうあわてんでもええけど、今年気づいたことは、小さなことでも、頭に入れておいたほうが、失敗のない生活ができるとゆうもんや。
ぼくの場合もなんぼかあって、まず「白髪染め」はもう使わんことにした。でぼちんや手がオーストリッチのハンドバックみたいになってしもうたないか。
やつすのも考えもんや(最近、「コンタクトレンズの消毒液で失明」とゆうのがある)。
また、田舎のシルバー人材サービスを頼まん。
国や自治体から、数千万円の補助が出ているようやけど、どうもうさんくさい。
実家にある植木の剪定の料金を聞いただけやのに、「やっといたげたで」と、去年の倍ほどの料金を請求してくる。
それから、これが一番大きいことやけど、病院や医者は選ばんとあかん。
知りあいが、腹が痛くなって病院へ行くと、すい臓がんで余命3ヶ月とゆわれた。
いろいろあって、別の病院に行くと、「一般的にはそうやけど、やることやらんとわからん」とゆわれた。腸に転移したけど、コツコツ治療したり、野菜ジュースを飲んだりして、もう2年になる。
医者は相性やで。ぼくも、血圧の医者、歯の医者、目の医者をどんどん変えた。
特に目医者は、「年行くと、だれでも2回ほど視力がガクンと落ちるものです。
来年早々には、新しい目薬が続々出ますから、眼圧を20まで下げましょう」と励ましてくれる。これで、見にくくなっても、気分が落ちつくやないか。
自分の人生や。自分の感想で決めていけばいいのや。