弱みをつけ
{ }
復活ノート
「弱みをつけ」
先日、枚方に住んでいる40代の男が、株(多分FXとかいう派生商品でしょう)で30億円儲けたのに、2億なんぼの税金の未払いで逮捕されたというニュースがありました。
また、去年でしたか、これも、大阪のサラリーマンが、しかも同じ30億円の払戻金を得たのに申告していないという男が告発されましたが、こちらの方は裁判まで行われました。
30億円の収入でも、28億円ぐらいの資金を投入しているので、損金は必要経費として認めるべきだという主張です。この裁判は男に軍配が上がりました。
一般人にとってはどう考えても不景気な社会なのに、同じ一般人がこういうことができるのだと思うと、ある意味快哉を叫びたくなりますが、人知れず努力をしたのでしょう(競馬の男は、必勝ソフトを改良して、ほとんどのレースを買っていたと言います)。
とにかく、ギャンブルでも何でも、神頼みをせず(つまり、人頼みも)、自分で考えることが大事なようです。
ビジネスもそうです。マスコミで言っていたとか、世間で流行っているとかで、安易に飛びつくと、二番煎じ、三番煎じで終わってしまいます。
相手を土俵に乗せることが大事です。絶対的と思われているものでも、弱みは必ずあります。
たとえば、インターネットです。情報を完全に守ることはむずかしく、今後も、企業と犯罪集団との「いたちごっこ」は続きそうです(私も、「ゾゾタウン」というサイトで、25万円もの買い物をしたということで、クレジット会社から連絡を受けたことがあります。日頃、2万円前後の支払いしかないので、監視ロボットが見つけてくれたので助かりました)。
便利さのためには仕方がないものとあきらめずに、100%完全なものはできないものか。これが成功すれば、IT長者まちがいありません。
また、医療です。iPS細胞などの発見や新しい手術法の開発などで、多くの人の命が助かるのはすばらしいことです。
しかしながら、製薬会社と医師会の癒着(先日のニュースでは、年間何百億円という金が動いているそうです)で、国民に被害が出ています。
ノバルティスファーマは、データの不正操作で事件化しましたが、元々の数値を操作すれば犯罪になりません。
その例が血圧の数値です。WHOは160以上と規定しているに、日本は130以上としています(最近は140ぐらいにしているようですが)。
高血圧症という病気にすれば、誰が儲かるかということです。一部の医者はおかしいと言っていますが、ほとんどの医者は、「右に同じ」じゃないですか。これは社会に対する犯罪だと思います。
医学的知識にも疑わしいものはいくらでもあります。そこをつくことで、国民の健康を守るビジネスができます。
どんな大きな組織やビジネスでも弱みがあります。しかも、社会の動きに遅れると、それがどんどん大きくなります。そこをついて、一泡ふかせましょう。
私たちは、「チャンスはピンチ」で失敗してきました。今こそ、「ピンチはチャンス」で復活するときです。