おじさんの話(11)

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~
「おじさんの話」(11)
それでは、どうして一つの仕事を見つけるか。簡単なことだ。見つかるまであきらめないことだ。                                    なんだと思った?若いうちから、自分のしたいことがわかっている人は少ない。40才、50才になってから、サラリーマンをやめて、自分のしたいことをする人がいるぐらいだ(もっとも奥さんが反対することが多いけど)。                   ためしにお父さんに今の仕事について聞いてごらん(お母さんに聞くと、ほんとはちがう人と結婚したかったなどという「真実」が明らかになることもあるかもしれない。そうなると、みんなは生まれていないということになるから、お母さんに聞く場合は、仕事についてだけにしよう)。                               自分のしたいことを早く見つける方法はある。それは、大人の話を聞くことを心がけることだ。みんなが知っている大人でも、どこかで初めてあった大人でもいい、仕事だけでなく、世間話でも、聞いたことは役に立つ。「その考えは、どう考えてもおかしい」ということもあるだろうが、みんなが大人になってからわかる場合もある。           とにかく、一人の大人が、長い時間とお金をかけて得た「人生観」だ。そういうものを利用しなくちゃ。                                          もっとも、変な大人はいる。田舎のガキを相手に、「おまえたちにいいものを見せてやる」と言って、木の枝で、地べたに、二重の丸を描いて、「こんなものを見たことあるか?」とにやにや笑うじいさんがいたし、高校生のとき、「努力」の「努」は、「女の又に力」だと言うのが口癖の教師がいた。今考えたら、心にたまっているものをうまく吐きだせない大人だったのだろう。                                                    大人なんて、夢も未来もない生き物と思うかもしれないがないが、どんな人間も夢がないと生きていけないものなんだ。ザンネン!(ちょっと古いか)。「夢なんてない」と言うのは照れているだけなんだ(もっとも、パイロットになりたいとか、億万長者になりたいとかいう夢ではなく、3億円もいらないが、せめて3000万円の宝くじがあたったら、一生遊んで暮らせるなどという夢ではあるが)。
自分はどういう人間かいつも考えて、まわりの大人の話を参考にしながら、一つのことを選ぶ。そうそう簡単には行かないけれど、「この際、なんでもいい」というより後悔は少ないはずだ。
そして、もう一度言うけれど、王様の国(文明)の崩壊を研究した学者の指摘を個人に当てはめると、人生がうまくいかない原因は、人間関係を大事にしない。そうすると、何か起きると、すぐに絶望する。敵はさらに敵になり、友だちとも疎遠になるということになる。だから、ピンチをどう乗り切るかが、人生の分かれ目なんだ。
漫才コンビ麒麟の田村の貧乏が注目されている。敵は貧乏と、ウンコマンとはやしたてる近所のガキだった。
しかし、友だちの親がアパートを借りてやったりして、ピンチを乗りきった。再会した、頼りない父親を、120万部以上売れた本の印税で養うと言っている。
はたして、亀田一家はどうするのだろう(これについても、おじさんは、いろいろしゃべりたいけど、ここではやめとく)。 
また、人生で大事なのは、お金の儲け方より使い方だ。一生懸命貯めたけど、一瞬でパーになった人をいっぱい知っている。                            最後に一つ。仕事がうまくいっても、女には気をつけるのだよ。あのイチローも1回ある。
「いらっしゃーい」とか「およよ」というギャグで有名な落語家も、「てめー、ぶっころすぞ」とゆうキャラのタレント(信じられないけども、元フォークシンガー)も、お手当てをケチったばっかりに、大恥をかいたことがある。女のことは、仕事ぐらい大事だよ(今は、女の人にも、男に足をすくわれないようにと注意しなければならないが)                                           あっ、電気を消された。じゃ、みんな、いい人生を送るんだよ。自分が王様であることを忘れないように!                                                           

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