話のネタ

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「話のネタ」
前回は、世界がテロの脅威に対して悪戦苦闘しているのに、新しい爆弾検知器はパンツ姿が見えるでなどとゆうて、お里が知れてもうた。そんなん好きなんやな。
子供のとき、「透きとおって見えるメガネ」の通信販売があったのを覚えている。
鏡を反射させて、陰から中を見るのは買うたけど、それは買うてへん。
聞いたところでは、裸どころか、人のあばら骨が見えるんやて。確かニワトリの羽をむしったやつを入れてあったようや(作るほうも作るほうやけど、買うほうも買うほうや)。
せやけど、なんで宗教とゆう名目でいがみあうのやろな。神さんを利用しているのやろけど、ええほうに利用したらええのに。
9.11は、ぼくにも影響があった。別にニューヨークにいてへんだけど、仕事が終って、車に乗っているとき、社員から、「えらいことになってまっせ」ゆう電話があった。
しばらくして、「またです」と来たから、「ちょっと待ってや」ゆうて、狭い道に入って止まろうと思うたときに、パトカーに捕まった。
まだ携帯をしながらの運転は禁止されてなかったけど信号無視や。おまけに、ちょっと飲んでいたから(微量で勘弁してもうたけど)、ゴールド免許が吹っとんだ。
人災もそうやけど、天災も辛いなあ。地球も生きているから、その上にいる人間の宿命とはゆえ、テレビなどで、家族をなくした人のことを見聞きすると涙が出る。
阪神大震災のときも、阪神間に住んでいたうちの社員も大勢被害におうた。ある社員も、年配の女性やったけど、息子が出張するので、身重の嫁が家に泊まって震災に会うた。
もう15年かと考えていたとき、先日、その社員と西宮のショッピングセンターで偶然会った。
あいかわらず山の手のマダムとゆう雰囲気やった。彼女は、嫁と腹にいた孫を失ったのに、逆になぐさめてもうた。
あの日はグラグラッとしたので、すぐ飛びおきて、隣の部屋にいた長女を起した。
くまのプーさんのティッシュカバーが机から落ちただけで、何にもなかったとゆうているけど、今考えたら、あれから売上げが減って、会社をたたむきっかけになったようや。
長女とは、それまで物もゆわない仲やったけど、この15年は、長女にとってもいろいろあった。
何回も警察に迎えにいったもんやけど、男をすぐに見つける特技があって、今はまあまあ幸せに東京で結婚生活を送っている。そして、毎日のようにメールが来る(ぼくの経験からゆえば、親子の性格が似ていると最初はうまくゆかへんようや)。
とにかく、ぼくでさえ、阪神大震災がなかったら、人生がちごうていたかもわからんゆうことや。
自分の事情を使うて、人は生きてゆくのやけど、その事情は、他人も使うで(悪いけど)。
つまり、人は、他人のことをようしゃべるゆうことや。どんなんかゆいだいしたら、死ぬまでゆわんとあかんから、今回は、しゃべりでは名うての看護師バージョンや。
「あのセンセ、『患者が少ないのはおまえらのせいや』ゆうてどなるから、開業医では働かんゆうてやめたもんが多いわ」
「あのセンセ、心斎橋を、自分とこの看護師と手ぇつないで歩いているところを奥さんに見つかったんや。奥さん、「どこへ行くのお」と後ろから声かけたんやて。もちろんすぐに離婚や」
「あのセンセ、休日診療の当番のとき、患者にうちに来うへんかゆうんやて。日曜日でも点滴したげるでと誘うらしいわ」
「あそこ、前にある眼科ゆう字が大きくて、後の内科が小さいやろ。奥さんの実家からお金出したもうたから、眼科やっている奥さんに気ぃ使うてはるのや」
そこへ、患者の事情が入るから、ネタには一生困らへん。
看護師も、医者と同じように、学歴、職歴の世界のようや。同じ「正看」でも、どこの学校を出て、どこの病院に勤めたかでランクをつけられるんやて。
「他人のことしゃべらんとやっておれるかい」ゆうことやろな。
まあ、この人のようにがんばろとか、あの人より不幸やないとか、人の事情をうまいこと使うたらええけどな。
今はしらんけど、正月などにビートたけし、タモリ、さんまが、英語を使わないでゴルフをする番組があったけど、他人のことをゆわないで話をしようかゆうても間がもたんやろな。
「どこかで、自分ことで大笑いされているかもわからへんのに、そんなことできまへん。世の中、持ちつ待たれつですやろ。
それに一番恩恵を受けているのは、お宅とちがいますか?いつも人のことばっかり書いて」
えらいすんまへん。

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