ある犯罪者の言い訳
今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~
「ある犯罪者の言い訳」
オレを卑劣な男と思っているだろう?人間の仮面をかぶった獣か。
それは仕方がない、俺の言い分なんて聞いてもらえないんだから。いや、聞いてもらおうとなんぞこれっぽっちも思っていない。
女が虫の息になったら、次のことを考えるのは当たり前だろう。戦場では、そうしないとみんなに迷惑がかかるんだ。
小沢と青木愛、政策秘書の三つ巴を聞いたか(森進一の相関図より単純だが)。まるで土建会社みたくじゃねーか。
台湾なんかに行ってみろ。金のネックレスとロレックスの時計をした土建屋の社長が、秘書をさせている若い女や部下連中を連れて旅行に来ている(最近は不況で困っているようだが)。
夜になって、宴会のあと社長がその秘書とやったあと、幹部連中と飲みに行くことになると、一人「熱があるので失礼します」というやつが、その女の部屋に入るという図式だ。
そんな土建屋の社長のようなやつが、「命を賭けて政治をやる」とかほざいているんだぜ(その情報を週刊誌に誰がタレコミしたかと騒いでいるが、政治は汚い世界だ)。
ハマコーや鈴木といったチンピラなんかは声高に脅しても結局は捕まる。しかし、親分には検察は手が出ないのだ。検察も自分の保身が大事だ。
夢を語りあった者でも、オレに不利な証言するやつがいるが、あれも保身ゆえだ。
最近、サルが人間を噛みまくっているじゃないか。あれだけ執拗に人間を攻撃するのは本能だけじゃないぜ。心に積もりに積もったものがあるはずだ。
オレも、そのサルの気持ちはわかるが、雑魚どもを相手にしないことを決めたんだ。
一つだけ言わせてもらうと、オレの体でも、クスリでもどうでもいいけど、「いる?」、「いる」というメールで、オレの好意がわかるだろ?裁判所が明らかにしてくれるはずだ。
大体ビッグなやつは、脛に傷をもっている。自分の天分や才能の命ずるままに生きていくと、了見の狭いやつらが作った法律やモラルなんぞにぶつかってしまうのが当然だ。逆に言えば、ビッグだからこそ目立つのだ。
遠くはシーザーを見てみろ。O・Jシンプソンを見てみろ。アラン・ドロンを見てみろ。勝新太郎を見てみろ。ビッグなやつは、そんなことを気にせず大きな仕事をしている。
今こそ、ビッグなやつが必要なときじゃねーか。
政治家は、取りまきにせびられて親の金をばらまく馬鹿息子のように、国債を乱発しても、何一つまともなことができねー。
テレビも、芸人のプライバシーの切り売りと、その場しのぎのクイズばっかりだ。
こんな漢字を知っているかなんて、小学生じゃあるまいし。それで、世間や政治家が悪いてか。
もう政治や経済だけではどうしようもない。生き方を考えなおすときなんだ。しかし、宗教も、争いの種をまいているだけだ。クリエーティブな人間しかこの閉塞した世界を救えねーんだよ。
それじゃ、おまえはビッグでクリエーティブだと思っているのかと言いたいんだろ?
そうかもしれないし、そうでないかもしれない。だから、そうであるように高邁な夢に向っているところじゃないか。
おれはラスコーリニコフなんだ。おれから多くのことを学んでくれ。
そうしたら、身勝手な心を反省して、謙虚な生き方ができるようになる。もっと教えてほしいなら、教えてやるよ。ただし、おれを自由にしてくれたら。