アナザーワールド

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「アナザーワールド」
クイズ番組なんかで「元旦とは1月1日の午前中」と知られるようになったためか、テレビのニュースでも、元旦とゆう言葉は使わなくなった。
4日前の元日の元旦に(これで合うているのか)、洗面所でごそごそしていたら、まわりがバシャと暗くなった。心臓が凍りついた。「眼圧が高い。緑内障になるかもしれんで」と言われつづけているので、「それが今起きたんや」と頭に浮かんだ。あわてて居間に行くと、明るいし、テレビもよう見える。
どうしたんやろと、洗面所に戻って調べると、電球が切れていた。パニックは、ちゃんちゃんで終わったけど、ドキドキは残った。
脳梗塞や心筋梗塞は一瞬で起きて、そのまま人生が変わることが多いけど、緑内障なんかは徐々に視野の欠損が起きるそうで、しかも、大抵は目薬で眼圧を押さえることができるので、「死ぬまでハッピー」で行けるそうや。
そうは聞いていたけど、どこかの目医者に、「あれあれと進む場合があります」と脅されたことがあるので、「あれあれ」のゴールかと思うたわけや。
眼圧は、どこの目医者で計ってもらっても30とか40とかあるとゆわれたので、あちこち回って、緑内障で信頼できそうな目医者を見つけて、最新の機械で(そうゆうていた)、計ってもらったら、8とか10しかなかった。
これも、ちゃんちゃんやけど、どこの目医者も、数値にびっくりしていたから、ぼくの目の構造と目つきが悪いんやろな。
とにかく、今の目医者に、目薬を入れたときは必ず5分間瞼を閉じることと教えてもろうたので、それを守っているから、安定している(老眼はひどいが)。
医者も商売人やから、ゆうことを鵜吞みにしたら損することもある。「医は仁術か算術か」とゆう古い戯言があるが、これも性格によるやろけど、「算術」をどんどん出す医者がいる。
ぼくが見聞きしたのでは、検査漬けにする。休日診療の担当のとき、よその患者を取るなどしていた。
それに、血圧のことやけど、日本医師会と製薬メーカーの陰謀やろけど、130以上は高血圧症になっているが(今はグレーゾーンもあるが)、その根拠はないそうや。
そりゃ兵隊もせっせと算術に励むわな。しかし、「血圧は年令プラス90。±15」とゆう医者もいるそうで、そんな医者に診てもうていたら元気が出るやろ。
ぼくも、血圧の薬を飲んでいるが、朝ジョギングの後は105とか6のときもある。寒いときは上がるのは当然やし、重たいもんを持ちあげたら、300ぐらいになるそうやで)。
商売したはるのやさかい、目くじらを立てることはない。こっちも、弱いとこがあるのやけど、はい、はいゆうて、相手の言動を見といたらええのや。そそいて、ネット何か調べて、他を当たる。
よう見るゆうたら、テレビのニュースで、年末年始の大騒ぎを流しているけど、「こちら、なんとか空港です。今日だけで何万人が海外に行く予定です」と話しているやろ。
「スイスで遊んできます」とか「ニュージーランドで泳いできます」とか答えているのを見ながら、「どこの世界の話かと思うわ」と、年末年始老人施設で泊まり勤務のヘルパーが答えていた(今から飛行機に乗る人に聞いたら、向こうも、「世の中にはかわいそうな人がいるもんだ」と答えるかもしれんな)。
誰でも、自分がいる世界から見ると、よその世界にはすっと入れんもんやろか。
そうか!突きつめていけば、誰でも、自分だけの世界にいるんや(そうか!突きつめていけば、誰でも、自分だけの世界にいるんや(言い方がちょっと恥ずかしいけど)。
せやけど、この世界に甘んじていたらあかん。自分がいたい世界があるはずや。年末には、テレビ中継で、「すごい世界にいますね!」と驚かしたいもんや。
「さあ、ぼくさえ知らないアナザーワールドへ!」恥ずかしさついでに、65才のおっさんがこんなことを叫ぶのは、昨日子供らと飲んだ酒が残っているからやろ。
そうゆうことで、今年もよろしく。

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