八起きサービス

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復活ノート

「八起きサービス」
今年は能登半島の地震ではじまりました。私も親戚と正月を祝っている最中にテレビをつけると、女性アナウンサーが、「テレビなど見ないですぐ逃げろ」と何回も叫んでいましたので、テレビから目を離せませんでした(今までは視聴者を冷静な話し方で行動させようとしていたそうですが、福島の地震の経験から、避難を急がせるようにしたそうです)。
さらに、今年はその東日本の震災から13年目に当たりますので、神戸淡路の震災の時のような人々の苦労を特集しています(もちろん、神戸淡路の震災に合われた人の苦労が完全に終わったわけではありません)。
また、能登地震が起きる前から、いつ南海地震が来るかもわからないと言われていましたので、被害が予想される市町村は避難の準備を急いでいました。
私は大阪の堺市に住んでいますが、ここでも避難訓練が行われていまして、私も数回参加しました。
天邪鬼で、他人と同じことをするのが苦手ですが、家内から参加するように言われたことが一番の理由です。
しかし、神戸淡路の震災では、私の会社の営業所が三宮にあり、震災で営業ができなくなった経験や、他の震災の様子をテレビニュースで見聞きしてきたことなどで、とりあえず震災を勉強しておこうかという気持ちが出てきたからです。
それで、暗闇の中での避難、心臓マッサージのやり方、AEDの使い方、非難先での生活(特に段ボールベッドや簡易トイレの作り方)などは前もって知っておいてよかったと思います。
実際の災害が起きても、みんなで助け合って生き延びることはすばらしいことですが、それが過ぎると、今度は自分と向き合わなければなりません。
ニュースなどを見ていると、自分は、家族や家などを失うと生きていく気力が保たれるのかと思いますが、それは簡単に訓練できません。
「どんなことでも時間が解決してくれる」と言いますが、すべてを解決してくれるものではないかもしれません。
私は自分の会社を破綻させた経験から、復活コンサルタント、起業コンサルタントして、若い人の相談を受けていますが、災害で多くのものを失った人を救うサービスがあればと思うようになりました。
もちろん、国や地方自治体からの補助もありますが、全額ではありませんし、心のことは自分持ちです。
避難訓練などは市の行事に参加すればいいのですが、家の復旧方法(修復するのか他の場所に行くのか)や、精神的なサポートなど、誰かに頼りたいという気持ちに応えるサービスです。
「死んだら終わり。何が起きてもじたばたするな」私もそう思いますが、問題は生きのこった場合です。
たとえば、地震の後津波が起きたとしましょう。「ちょうど死にたいと思っていたところだ」と言って、津波に向かっていく人はいないはずです。
災害があっても、みんなそれを乗りこえて生きたいのです。それをサポートするサービスをはじめませんか。「七転び八起き」から、「八起きサービス」と名づけました。