
職人養成サービス
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復活ノート
「職人養成サービス」
コロナや戦争などの人災や地震・津波などの天変地異で突然社会の歯車が狂ってしまうのは今私たちが経験しているとおりです。
同時に、人の考えや生活の変化などで、徐々に社会問題として出てくるものもあります。
先日、テレビニュースで、大工などの職人が少なくなっているという特集を見ました。工務店などに取材すると、「最近、30代、40代の大工はほとんどいなくなった」ということです。
東日本地震で被害を受けた地域の取材でも、「家を早く修復したいが、職人がいなので困っている」と話している住民が多いのも、被害が多い上に、大工の絶対数が足らないという事情もあるのです。
また、古い家を修復するリフォームやリノベーションをする人がいますが、人手不足で時間がかかってしまうようです。
昔から大工などの建築関係や工芸関係の仕事は親方の元で長い修行をして一人前になるわけですが、なかなかそれが続けられない若い人が多いようです(大工の場合は、見習いで来ても、木造住宅は一軒一軒が特注のようなものなので、そこを辞めて住宅メーカーに就職する人もいるとのことです)。
さて、増えつづける空き家も社会問題になっていますが、大工不足は、これにも大きな影響があります(私も田舎にある空き家の所有者で、市の仲介で借り手を探していますが、いざ借り手が見つかってもすぐに修理してもらえるか心配しています)。
昔の本家屋が修理するものがいないという理由でどんどんつぶされていき、日本中が、便利ではあるが画一的なプレハブ住宅になっていくのは味気ないような気がします。
しかし、タレントのヒロミのように家のDIYが得意な人は多いはずです。中には、プロとして活動できないかと思っている人がいるかもしれません。
もちろん、住宅は法律で守られていますので、資格がないとできないことも多いはずです。
それなら、そういう学校を作りませんか。徒弟制度ではなく、学校方式で実技を含めて学んでいきます。
最近は、「お笑い」でも昔のように師匠がいない場合が多いようですが、こちらも親方がいません。
ただし、腕が上がり、さらに自分の得意なこといを伸ばしたいとなれば、すでに引退している元親方が教えるようにしたどうでしょう。
新旧の職人が一つになって、古いものを今に生かすことこそが伝統だと思います。このビジネスをはじめようと思う人はいませんか。