再教育ビジネス
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復活ノート
「再教育ビジネス」
私は、7月に免許の更新をしますが、72才なので、すでに「高齢者講習」を受けました。
そのための費用は5600円でしたが、これで、高齢者が引き起こす事故が少しでも減ればと思います。
しかし、社会に迷惑をかける「アクセルとブレーキの踏みまちがい」や「逆走」だけでなく、その人が若いころなら絶対にしないようなことはまだまだあります。
以前住んでいた地方都市で経験しましたが、逆走だけでなく(前から車が来ると恐怖を感じます)、片道1車線の道を30キロ前後で前を走られることもありました(あれにはイライラします。クラクションを鳴らしても動じる様子はありません)。軽自動車に軽油を入れるのはかわいいものです。
同世代に厳しく言っていますが、私が受けた「高齢者講習」や次に受けるはずの「認知機能検査」だけでは、逆走や踏みまちがいはなくならないような気がします。
元々運動神経がよくても、健康状態に異常がなくても事故は起きているヨプです。原因は、「一瞬の判断能力」が衰えてきているのです。
何十秒かあれば何でもないことも、数秒しかないので重大なミスをしでかすのです(もちろん、高齢者だけではないですが、人数が多いのでミスも多いのです)。
そこで、「ペーパードライバー教習」ならぬ「ペーパーレスドライバー教習」サービスをしませんか。
「教科書なんか不要。おれは50年以上運転してきたんだ」と豪語する人が対象です。
例の池袋の暴走ではレストランに予約していた時間が迫っていたのでアクセルを踏んだそうですし、大阪狭山市の場合は、スーパーで買い物をしていた奥さんを道路に止めて待っていたそうですが、警官が来たのであわててアクセル踏んでスーパーに突っ込みました。
そのような個人的なパニックもありますが、横道から急に車や子供が出てくることもあります。そんな時、どう瞬間的に対応するかの講習です(飲酒運転を実際にするのはどうでしょう)。そして、実技テストもあります。
講習なしで実技だけでもOKとして、自信がない人は講習を受けるようになるかもしれません。
免許だけでなく、高齢者になると心身が今の社会についていかなくなります。
スマホや電子マネーなどの講習も考えられます。これも、「瞬間的に対応する」を基本テーマにしたらどうでしょう。
それを、「再教育ビジネス」となづけます。他の例はまた提案します。