注文の多い社会を生きるためのサービス

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                   復活ノート

          「注文の多い社会を生きるためのサービス」
私は、長・中・短編のファンタジーだけでなく、このコーナーのように復活したい人のために新しいビジネスなどを紹介しています。
さらに、「今日もムーズが下りてきた」というタイトルで、漫才のような文章も書いています。最近は、「注文の多い現代社会」というタイトルでご機嫌を伺いました。
宮沢賢治に、「注文の多い料理店」という童話がありますが、その題名をパクり、便利なようで不便な現代社会を取り上げました。
スーパーやコンビニは便利ですが、セルフレジを使えば会計まで自分でしなければならない(しかし、公共料金は現金なので使えない)。また通販も便利ですが、パスワードとワンタイムパスワードがいる場合があります。さらに病院の予約も、予約時間から5人前までに来いと言われる始末。
つまり、ネット社会は客の便利さだけではなく、POSなど経営に利用するために使われるほうが多いのです。企業が「食べやすく」するためシステムというお笑いの話です。
さらにネット社会が進んで、AIのようなものが世界を牛耳ると、それが悪用されて、よほど注意しないと個人の人生や社会を破壊するかもしれません。
私のような後期高齢者はまもなく消えますが、Z世代と言われる若者でも新たな「料理店」の中で迷う若者が増えるかもしれません。フェイクがフェイクを生み、最後に核爆弾が使われると思うとぞっとします。
文明は人間の幸せに貢献するだけではないことを知っているべきです。
それは人類全体で考えなければなりませんが、私は人間の心について考えていることがあります。将来AIが人間を絶滅させる前にしなければならないことです。
それはこうです。最近、あるテレビ局の存立だけでなく、あらゆる企業のガバナンスまで影響を与えている二人のタレントがいます。
二人のタレントの言動はさておき、資産は十二分にもっているでしょうから、芸能界から引退したかったのならそれでいいのですが、まだ50代、60代だからもっと芸能活動したかったかもしれません。
世間は自業自得ですませますが、本人はどう思っているでしょうか(私も大事にしてきた会社を畳みましたが、今でも後悔しきりです)。
結論を言いますと、例に挙げたタレントも、会社経営者も、教科書に載っているような昔の偉人も、もちろん無名の人も人生で失敗したのは、自分の欲望をコントロールできなかったからです。
もちろん世界で独裁者と言われる人も、今欲望を野放図に撒き散らしている最中です。
パソコン雑誌で有名だった経営者は会社が破綻したとき、インタビューで、「100億儲けたら、あと50億までがんばろうと考えるものだ」と言っていました(私も、6大都市を制覇したのだから、全国制覇もするぞと思ってしまったのが身の破滅でした)。
自分で自分を滅ぼさないようにはどうすればいいのかを教えるレッスンをはじめませんか。
まず二人のタレントをどう思っているか聞いてみましょうか。それから起業家、武将などの失敗原因について話します。
そして、ほんとの原因は自分をコントロールできない自分にあることを学ばせます。
ネット社会に生きるための「失敗学」のレッスンです。誰かはじめませんか。