技術(番外)
きょうも、ムーズがやってきた~きみと漫才を~
技術(番外)
すぐにあきるほうやから、おんなじこと書きたくないけど、いろいろ起きるから、もうちょっと辛抱してな。
それにしても、大変なことが起こっている。
今、日本で一番有名な人物のことやけど、その人物についてではない。
その人物の父親は、自分の子供を、「信長の再来や」とゆうてみたり、自民党は、「日本を改革する若者や」と選挙に担ぎあげたり、経済連は、「日本の経済を任せられる」ときた。
家庭や社会に、家長がいなくなったことがはっきりしたことを言いたいんや。
家庭、社会、国家には、家長がいてこそ、ちゃんと治まる。家長とはリーダーシップを発揮する人間やけど、そのために、まず人を見んとあかんのやけど、それができなくなった。
その人物は、ノーテンキなラスプーチンみたいになってしもうて、「ITは、あっ痛え」と思うている株主が多いようやけど、監査するほうも、粉飾を黙っていた。
つまり、小太りのラスプーチンは作られたわけや。このインチキに気がついていたのは、デーブ・スペクターだけやった。そう自分でゆうとったけど?
金を集めるのは、古今東西、どこでもある。
がまの油売りは、客集めのために、日本刀で、紙を切っていく。「さあ、お立会い、1枚が2枚、2枚が4枚、4枚が8枚・・・」64枚にもなると、切るほうもたいへんやろ。せやから、知恵か、悪知恵を使わんとあかん。ぼくは、自分の会社の株式を、4分割したり、赤字を、黒字にしたりしたことがある。数百万の赤字を、1万ぐらいの黒字にするのはたいへんやった。税理士とけんかばっかりしてた。税金払うてでも、黒字にせんと、銀行や保障協会が、金貸してくれへん。ほんまはあかんけど、どこでもやってる。上場してへんから、ちょっとぐらいええやろ。
ところで、その人物が、忘年会で、一気飲みしたもんに、50万円やる「どんちゃん騒ぎ」をしたとゆうことやけど、30年ほど前に、テレビを騒がせた男を思いだした。
それまで、高利貸しが、月給取り(サラリーマンやな)に、金を貸すことはなかったが、杉山とかゆう男が、そうゆうことをはじめた。
その男は、ワイドショーに出て、札束を、撒きちらして、「わしのどこが悪いねん。ほしかったら、もっていけ」と叫んでいた。それから、繁華街には、サラ金屋ばっかりゆうビルがぎょうさんでけたな。
戦後すぐには、「光クラブ事件」ゆうのがあった。これも、東大生のヤミ高利貸しで、金をためた。この人物は、東大で、全学科を「優」にする目標を持つとか、女性関係を、事細かに日記に書くとか、特異やったな。高利貸しも、金を集めることが目的やった。
こうゆうのが出てくるのは、価値感が変わるときとゆうより、価値感を、ちゃんと教えるもんがいないときや(人間の価値なんか変わらへん)。
これも、人間をちゃんと見ることができるもんがいなくなったからやと思う。