おっさん考(ついでも、おばはんも)
今日も、ムーズがやってきた~きみと漫才を~
「おっさん考(ついでに、おばはんも)」(1)
この前、ものすごくショックを受けたことがあった。
差し歯がくたびれて、歯医者で治療しているんやけど、医者が、「こりゃ、ブリッジは無理かもしれんまへんな」、「じゃあ、どうするんです?」「入れ歯かなあ」
ガーン!パーシャルデントか。「おじいちゃん、くさい!」ゆうコマーシャルが、頭に浮かんだ。
老眼は、近視矯正手術をしたとき、早う老眼になりまっせとゆわれていたから、心の準備はできていたけど、入れ歯なあ。
マラソンは、4時間ぐらいで走れるから、そこらへんの若いもんには負けへんと思うてたけど、「自他」共に、いや、「他」に、「老化が始まっているで」とゆわれたわけや。
特に女性は、「おばちゃん」とゆわれたときは、ショックらしいな。
半年ほど前、四国かどこかの30代の女性が、傷害罪で捕まった。何でやゆうたら、自転車に乗っているとき、前に、小学生がいっぱいいたので、「どきなさい」ゆうたら、一人が、「怖いおばさんや」ゆうたんやて。そうしたら、その女性は、その小学生を、傘で、殴ったらしい。理由は、「おばさん」とゆわれて、頭に血が上ったと警察にゆうているらしい。
大阪やったら、口の悪い子供に、「おばはん」とゆわれているから、免疫ができているやろけど。
おっさんやおばはんとゆわれたら、人生も、終わりに近づいたように思てまうんか。
ぼくでも、昔、「お前何ぼや」、「19です」、「若いなあ」てなことが、ようあった。
その頃、40代、50代の人を見ると、この人は、自分の人生は、もうすぐ終わりなのを知っているのかと気の毒に思うた。
せやけど、自分が、50も半ばになっても、そんなように感じられへん。
確かに、おっさんやおばはんには、体の変化(?)が出てくる。
代謝が悪くなるのに、昔とおんなじように食べたり、飲んだりするから、脂肪がへばりつく。せやけど、脂肪は、臓器の一種や。体に脂肪がなかったら、けがをしやすいし、風邪を引きやすくなる(程度の問題やけど)。
しかも、安定がようなるから、台風のときも、こけへん(もっとも、普通のとき、こける)。
体中、しみやたるみが出てくるし、ひざの裏は、静脈瘤が、とぐろを巻いてくる。骨盤が開いて、「がにまた」になる(これは、若い女性も多いな)。おばはんのほうが、悪口が多いてか。ごめん、ごめん。
頭も、人の名前を思い出せんようになるし、ひらがなの「ぬ」と「め」、「わ」と「ね」を区別するのにヒマがかかるようになる(これは、ぼくの場合やけど)。
せやけど、おっさんやおばはんになってからの人生は長いで。
今回と次回は、おっさんの現場からの緊急報告や。