チック症
今日も、ムーズがやってきた~きみと漫才を~
「チック症」(1)
東京都知事の石原慎太郎が、腹心を副知事にして、実務を任していたら、役人が、その腹心に、「お伺い」を立てるようになったから、増長してもうた。それを、自民党や公明党に突かれて、クビにせざるをえなかった。
石原は、週2回しか都庁に行かへんことが、落ち度やな。「役人は、したたか」ゆうより、役人は、定年まで働くけど、知事は、どうなるかわからん(石原は、あと1年。総理を目指しているとゆう噂がある)。そら、生きのびることを考えるわな。しかも、だあれも、「冷飯」食いとうないもん。だれのおいど(尻)をこそばしたらええのんか、すぐ分かる。組織ゆうたら、そんなもんや。
京都にある、世界的な企業の社長は、「昼飯は5分以内で食え」ゆうのは有名や。もちろん、自分は、一番早う出社して、便所掃除をする。これも、組織の束ね方や。
弱みをつかれた石原は、「君たちのようなブンヤ(新聞記者)に何が分かる!」と怒鳴っていたけど、ぼくの経験からは、長年の部下が、自分のことを分かってくれていると思うとったのに、どないやってるんやという気持ちやろな。これも、自分の経験からゆうたら、「自分で撒いた種」や。
ぼくも、マニュアルを作ったら、全国展開なんかへっちゃらや思てたけど、そうはいかんかった。
とにかく、組織は、弱いとこがほつれる。そうなると早いで。あかん、あかん。組織の問題をしゃべりとうて、「渦渦」してきたけど、今回は、ちがうことを言いたいねん。
そのとき、石原は、目ぃぱちくり、ぱちくりさせとった。最近、少のうなってたけど、その日は、すごかった。それは「チック症」とゆわれるものやけど、ビートたけしの「肩がくがく」もそうやけど、たけしは、今、それが少ないやろ。映画を作ったりして、自分のしたいことができてるからやと思う。
最近、目につくのは、阪神タイガースの関本選手や。バッターボックスに入ると、顔面神経痛みたいになる。
要するに、チックの症状は、心の様子を表しているんや。パニックを起こしているんやな。
これは、体の症状だけでなく、汚い言葉をゆうたりすることもあるんやて。
こいつは、いくら年をとっても、ときどき、ふっと出る。
何を隠そう。ぼくも、子供のときから、チックの症状が止まらなくなって、悩んだわ。
50半ばでも、笑顔のかわいい女性を見ると、その足を思い切り踏んだら、どんな顔になるか見とうなるし、誰かと、コーヒーを飲んでいたら、その人の頭から、コーヒーをかけたら、その人との関係はどうなるんやろと思うことがある。
これも、チックの症状やろか。組織のことを書くから、また今週で終わらんようになった。次回も書くわ。首を振って、いや、首を長うして待っててな。