聞きたくない、聞きたくない

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「聞きたくない、聞きたくない」
近々地籍調査のために、ほったらかしの実家に帰らんとあかん。
これは全国で行われているのやろな。これを済まさんと売買がでけんらしいな。
せやけど、800坪あるけど、固定資産税は3万円ほどゆう無価値の土地や(「田舎に住もう」なんてことが流行っているけど、あれは街に家を残せるもんがすることやで。「店がない、病院がない、街灯がない」やからな)。
それでも、父親が生きているときは隣のおっさんと境界のことでもめていたようや。
2,3坪減ってもどうってことないけど、それでも、「この石からあの石までと聞いていますけど」とかゆわんとあかんのは頭が痛い。
尖閣列島では、日本が「一億総地主化」になったけど、あのときの気分や。
ぼくの家は石ころが出るだけやけど、尖閣列島付近は黒潮があって魚が豊富で、原油もあるんやと。
日本はこれに懲りて、レアアースの再利用をしたり、モンゴルなどで資源の調査をするようやけど、どこでも隣のおっさんはうるさいもんや(特にこのおっさんは四方八方でもめている)。
最近はこのニュースが流れるとチャンネルを変えてしまう(ノーベル賞、人質解放と、このおっさん関係のニュースが続くけど)。
チャンネルを変えても、虐待や検察やとなるから、また変える。どこぞでおもろいコマーシャルをやってへんかと思う始末や。コマーシャルでも、昔からの童謡などのメロディーに自分とこの宣伝を乗せるのは大嫌いやからこれも回す。
かくして、ニュースも、クイズも、コマーシャルも、「聞きたくない、聞きたくない」で、一人のときはテレビをつけへんことにしている(こんなこと初めてや)。
日本の大事なことを「聞きたくない、聞きたくない」とは大人げないてか。
まあ、これが性分やろけど、政治がどうなろうと、当面ぼくの生活には関係ないしな(資金繰りも子供のことも、「聞きたくない、聞きたくない」と思うことがあったのは確かや。子供はちゃんと大人になったけど)。
「聞きたくない、聞きたくない」は、チャンバラトリオの頭(かしら)の南方英二のギャグやけど、芸人は、大人げないことをゆうもんや(最近は芸人がそんなことをすると商売でけへんけど)。
メンバーにいじられる南方英二もそうやし、夫の小円に、「わしがおるから、やっていけるんや」と毒づく木村栄子も、隣近所にいてへんから人気があった(昔は、女でも「わし」ゆうとった。今でも泉州の山奥にいったらゆうているかもしれん)。
また、「テンロージの亀が・・・」の平和ラッパのようなおっさんが近所にいたら回覧板が回るやろけど、舞台やったら、みんな金払うて見にいく(今の芸人は、賢いとこを見せて、金があるとこを隠す)。
ところで、目ぃはふさぐことはできても、耳はそうゆうわけにいかん。
これは、寝ていても敵に気づくとゆう生物的な配慮なんやろか。
せやから、「聞きたくない、聞きたくない」と思うても、耳に指突っこまんかぎりどうしようもない。
テレビのニュースの音を遮断するためには、さらに指をごわごわ動かさんと、アナウンサーがゆうている内容がちょっと耳に入ってくる。
小言を聞いているときは、片方の耳から反対の耳に流す技術がいる。生きていくためにはこの技術は大事なんやで。
もし、しょうもないことが頭に残ったらたいへんや。人の悪口も、最新のサプリメントが残ったら、その人を色眼鏡で見てしまうし、サプリメントを通販で買わんとあかんし・・・。
それでのうても、昔ぼくが誰かにゆうたことが聞こえてきて、「えらいことゆうてしもうたな」と後悔する毎日なんや。そんなぼくの悩みを誰か聞いてくれませんか。

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