こんな本を買っています

   

今日も、ムーズが降りてきた~きみと漫才を~

「こんな本を買っています」
通販は、この不況でも伸びているらしいな。外に出ると金がかかるから、テレビでもとなる。
せやけど、テレビ局もスポンサー料が減るいっぽうやから、お笑いを集めたクイズ番組でお茶をにごすから、番組よりコマーシャルのほうがええわと思うもんもいるやろ。
「このストレッチパンツええなあ。はいているだけで痩せるんやて」とか「元気が出るマカが、30分以内に電話すると半額や。よっしゃ、いっぺん試したろ」となる。
そして、ケンミンショーみたいに、コマーシャルか番組かわからん番組も増えてきた。
そうすると、しょうもない番組を作るほうが、テレビ局の売上げが上がるとゆうことか。
また、ネット通販も、若いもんが見る分、よう繁盛しているようや。
気をつけんとあかんのは、やしきたかじんのようにはまってしまうことや。
ぼくも、昔、サプリにはまって、毎日20種類近く飲んでいたけど、今は余裕がないこともあって、アルギニンだけにしている。全部やめると、また爆発が起こるかもわからんからな(これ一つで、脳梗塞や心筋梗塞にならへんと言いきかせている)。
ネット通販でありがたいのは中古本や。新聞の書評欄をチェックしておいて、2,3ヵ月後に買うことにしている(クレジットカードがないとあかんで)。
「ブックオフ」は、ときどきのぞいて、子供用の科学図鑑を探す(3000円ぐらいのが三分の一以下で買えるけど、不況の影響か、最近は少なくなった。親は、ぼくのためにも、子供に本を買うたってや)。
ところで、ネットで本を買うとき、気になることがある。
必ず「この本を買った人は、こんな本も買っています」とか「あなたは、こんな本を買いました」とか出るやろ。
それが、売上げ増の理由らしいけど、あれはプライバシーの侵害ではないのやろか。
人のことをああじゃ、こうじゃとゆうやつは、ほかのところで、自分のことを、おんなじようにしゃべっているはずやけど、コンピュータはその典型やな。
これが進むと、「これをした人は、こんなこともしています」とか「あなたは、こんなことをしました。これから、こんなこともするでしょう」とゆわれるようになるやろ(今は、その通販会社、銀行、スーパーなどが、「個人の情報を漏出してしまいました」ゆうて謝罪ばっかりしているが)。
それでゆうたら、この夢の機械はどうや。外国の空港ではじまった新しい爆弾検知装置や。
そこを通れば、みんな下着まで透きとおって見える。
空港の女職員が、その様子を見せていたけど、ブラジャーも、尻に食いこんだパンツも丸見えや。
NHKの女特派員も、体を張って、いや、体を見せて、報告していたけど、テロの技術が進んで、爆弾を、金属ではなく、布に仕込むからやて。
日本男子は、外国に行くときは、「ふんどし」はやめたほうがええで。担当者に、「What is this?」と聞かれて、「This is Japanese classic pants」と説明しても信用してもらわれへん。
どこかで「ふんどし」一丁にされて、軍隊が、火箸(ひばし)でそっともちあげる。そのとき、ちょけて、「バーン」ゆうたら逮捕されるわ。
やっぱり、見え具合は「パンツモード」とかに調整するのやろか。それ以上にするとな。
これで、空港の就職率はあがるのとちがうか。
おっさん、えらい興奮してるなあてか。誰がおっさんや。確かに最近は龍角散のにおいをさせているけどな。
色気が出てきたころから、そんなんがあればと考えていたけど、ほんまにできたんや、長生きはするもんやと感慨もひとしおちゅうとこや(日本のサガンとゆわれた倉橋由美子が、「男は、目の前の女が、どんな体をしているかしか興味がないものよ」と書いていたから、「ぼくは変態ちがうんや。みんないっしょや」と生きていく勇気をもらったことがある。ほんまか)。
とにかく、年を取ると、他人のプライバシーなんかより、自分のプライバシー(心と体の)を見せつけられたときの態度が大事や。案外勇気がいることやからな。

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