地球を救う

   { }

復活ノート

「地球を救う」
地球は、46億年前にできたそうですが、数十億年後には、膨張した太陽に飲みこまれて消滅するといわれています。
しかし、その前に、太陽の熱で、水が干しあがるので、誰も、最後を見届けることはできないでしょう。
それは、自然現象ですから致し方ないとしても、その前に、核兵器で自滅することは十分ありえます。
それは、原発事故の比ではないでしょう(原発を擁護するわけではないですが)。
この寒さも温暖化の影響といわれています。赤道付近の熱が、例年以上に熱帯低気圧を作ると、北極の冷たい高気圧がドッと南下してくるからです。
気候の変動が、政治の不安を作り、その不安が、他国に向かい・・・となる恐れがあります。
事実、北朝鮮やイランは、経済制裁にもかかわらず、核兵器をもつことを最優先しています。
これはむずかしい問題ですが、ある意味簡単です。世界中から核兵器をなくそうと、アメリカ、ロシア、中国がそうすればすむのですから(核兵器の維持にはたいへんなお金がかかるそうです)。
温暖化の主要な原因と言われている二酸化炭素の問題でも、中国をはじめ発展途上国の言い分は、温暖化は自分たちの責任ではなく、経済大国がしでかしたことだと主張しています。
これも、全員で経済成長を少し我慢すれば、改善するはずですが、今までの言動を見ていますと、「もうだめだ」というまで、このまま行くでしょう。
しかし、せっかく命を与えられたのだから、気持ちよく生きたいと思うのも人間です。
世界から選抜した若者を、地球を、人間を、ありとあらゆる動植物を守るための特使にするのはどうですか。
特使は、地球のどこに行ってもいいし、どこに住んでもかまいません。
エネルギー問題だけでなく、政治、経済、医学、科学など、それぞれ得意の分野を研究するのです。
何年かかろうと、費用は、国、企業、個人が出してくれます。「国敗れて山河あり」という杜甫の詩は有名ですが、このままでは、国どころか山河もなくなるかもしれないのです。それも、この4,50年で。
国家は、人間の欲望から生まれたと思います。だから、人間性に合ったものでしょうが、何事にも二面ありますから、我欲を通す面はどうにかしなければなりません。
EUは、昔ECCと言っていました。E(Economy)だけでなく、あらゆる面で一つになろうと言っていたのに、Eの部分で亀裂ができたのは皮肉です。
Eも我欲の最たるものですから、これも当然のことなのでしょうが、EUが、もう一度まとまるかどうかで、人類の運命が決まるような気がしてなりません。
世界はネットで結ばれています。やろうと思うえば、温暖化以上の早さで、地球を、人間を救うことができるはずです。