適正テスト

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復活ノート

「適正テスト」
前回は、民主主義を守るために、有権者は、候補者に「適正テスト」をすればと提案しました。
今回は、そのテストの内容を考えてみたいと思います。
人間は失敗するものです。さらに言えば、失敗の数ではなく、そこから何を学び、どう生かしたかが問題なのです(だから、年を取るにつれて、減っていくのが普通なのでしょうね)。
それなら、国民の運命を託す政治家でも失敗をするのは当然と思ったほうがよさそうです(ただ、主義主張がちがってきたのは失敗ではないと思います。人生と共に考えが変わるのは誰でもあることです)。
だから、失敗をあげつらうことばかりせずに、寛容な態度が必要です(非難されつづけると、人は、ごまかしたり、他人に責任をなすりつけたりするものです)。
失敗は誰でもするものであり、責任を追及するのではないと、お互いが納得すれば、「適正テスト」がはじまります。
あなたは、政治家としてどんな失敗をしましたか。それはどんな原因だと思いますか。
そして、次は、どうしますかと聞いていけば、その政治家の「人となり」はかなりわかるのではないでしょうか。
また政治家の活動ができるようになれば、今まで以上に仕事に邁進してくれるはずです。
これが、政治家を育てることだと思うのですが、どうでしょう。
鳩山元首相は、「政治を科学する」というキャッチフレーズで華々しく「日本で一番えらい人」になりましたが、科学をしなかったばかりに「日本で一番みじめな人」になってしまいました。
この「適正テスト」は、自分のことについても使えます。
仕事、家庭、社会において、私たちは失敗の連続です。しかも、同じ失敗でも、「何だ、これくらい」と思う人と、この世の地獄だと思う人がいます。さらに、そのときの精神状態で変わることもあります。
最近も、酒を飲みすぎて、つい・・・と社会的な信用をなくしたNHKのアナウンサーがいました。
世間は忘れないものですが、人生はこれからです。この「テスト」を、ぜひ自分で受けてください。
私も、このテストを受けました。「全国展開」などと夢ばっかり見たので、有り金だけでなく銀行から借りた金も、すべてそこにつぎこんでしまいました。それに、偏狭な性格で人がついてこないなどが浮かびます。
性格は変わっていないでしょうが、時間が立ったので、「あのとき・・・」などという後ろむきの思いはなくなっています。
いつかお呼びがかかるまで、「我が道」を進もうと思います。