他山の石

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復活ノート

「他山の石」
iPhone6はすごいことになっていますね。そんなにすごいものではないようですが、人が持ってもてないないものを持ちたいのでしょう。そこに、転売目的の中国人が集まってきたようで、宣伝としては大成功です(まだ発売されていない中国では50万円の値がついているようですが、こういう事態は予測されていたとはずですが)。
大昔の話ですが、アップルのパソコンはマイクロソフトのより使いにくいというイメージがあったので経営が苦しい時代があったと聞いていますが、スマホでは、「飛ぶ鳥落とす勢い」になったようです。
しかし、サムスンなどの韓国勢や中国勢が虎視眈々とその場を狙っていますので、うかうかできません。
それにひきかえ、日本勢はどうしたのでしょう。NECやパナソニックなど、早々と撤退した企業もありますが、スマホで復活すると宣言していたソニーも、そのスマホで躓いて、大赤字のようです。
原因はやはり値段ということで、テレビの販売では、アジアだけでなく、アメリカ、ヨーロッパでも、同じことが起きているのに、これも予見できなかったのでしょうか(技術を過信したとしか思えません)
私も、最近スマホを使いはじめましたが(EO光のSIMをAUのスマホに入れて)、フェイスブック(ツィッターも)、ゲームも、音楽もしませんので世界一静かなスマホ利用者です(娘たちが、ときどきラインで孫の写真を送ってくるだけです。しかも、トークするだけですので、こちらも静かです(そのかわり、どんなアプリが入っているかや設定の内容は全部空で言える妙な利用者です)。
そんなスマホ利用者から言わせてもらうと、スマホも頭打ちが近づいてきていませんか。
勢いのあるアップルが来年発売すると言っている時計型の端末、すでにソニーが売りだしていますが、そんなに売れるとは思いません。
ソニーは、メガネ型の端末も開発しているそうですが、2000億円の赤字を払拭するほどのものかどうか。
とにかく、ソニーは後発企業に、ニンテンドーは時代に負けたのでしょう。今の時代は、大企業にとって難しい時代なのかもしれません。
その点、同じ大企業でも、自動車業界は、電気自動車、水素自動車などの先進技術競争だけでなく、最近は、マツダのCX-5のように、新たにディーゼル自動車が見直されています(ヨーロッパでは、元々ディーゼルの人気は高いようです)。
つまり、間口が広いのです。家電メーカーは、焦っているのか目先のことしか考えていないように思えます。
復活をめざしている私たち経営者も、人を怨んだり、妬んだりする時間があったら、昔のことを思いだすことも必要です。
誰でも、元気なときは、自分なりにすごいアイデアを浮かべるものです(経営に関してでも、人生に関してでも)。
当時とは時代も自分も変っているのです。それが今役に立たないかどうか吟味するのも復活への道程です。