セルフマネージメントという発想

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復活ノート

「セルフマネージメントという発想」
北朝鮮の某主席は、何か困ったことがあると、「女に逃げる」という調査報告があるようです。これは、歴史上の英雄も同じことです。
経営者の中にも、そういう傾向がある者がいますが、それは「命取り」になるおそれがあります。
新聞や週刊誌などで、そういうことがおもしろおかしく報道されています。
最近では、粉飾決算などで逮捕された堀江某が、裁判所において、「少し目立ちすぎたかもわからない」などと後悔しています。
とにかく部下は冷静に経営者を見るものです。だから、掘江某の部下も、「ばからしくなって、社長を守る気がうせた」などと言っています。
経営者は、無限の権力を持っていると勘ちがいしがちですから、自分の欲望のまま動いてしまうことがあります。まさに、どこかの首相のように「裸の王様」になってしまうのです。
ところが、そういう報道を聞くと、「少し気をつければ防げたのに」とわかるのですが、自分のことは見えなくなります。だから、自分のことをマネージメントする態度が必要です。
タレントのマネージャーは、世間の反応を見つつ、タレントのイメージを守り、高めるようにします。
経営者の場合は、相談したり、注意をしたりしてくれる者があまりいません。だから、まず部下の目を持つことでしょうか。そのためには、距離を置いて自分自身を見るのです。
夫婦でも親子でも、近すぎてお互いが見えないということもあります。
「女に逃げる」傾向はともかく、私たちも、事業が頓挫したり、最後踏んばれなかったのは、自分の言動が一因であったことを承知しています。
組織の結束力を高めるのも、たがが緩むのも、経営者の姿です。
しかし、短所をなくそうといっても、そう簡単ではありません。短所をカバーするために、長所を伸ばす努力をしていくのです。
まず自信を持つことです。しかし、「ローマは一日にして成らず」。、一日をどう過ごすかが大事です。
「今日も、充実した一日を過ごした」という過ごし方です。「今日すべきこと」を、なるべく少なくするところからはじめましょう。
辛くなってきたら、どこかに問題があるのです。セルフマネージャーの出番です。
お互いあせらずがんばりましょう。