
世界を変えるビジネス
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復活ノート
「世界を変えるビジネス」
東京オリンピックまで500日ということで、国は機運を盛り上げようとしていますが、前回のオリンピックほどではないように思いますがどうでしょうか。
前回の時は、高速道路や新幹線などハードに力を入れていましたので、文明国になれるという夢があったのですが、今回はソフトに力を入れています。
外国の観光客が毎年うなぎ上りのようですが、オリンピックになればさらに増加するので、「ガラパゴス文化」を変えようと必死です。
そこで、外国のようにキャッシュレス社会にしようとあの手この手を使っています。
しかし、先日の貯金額調査を見ますと、20代、30代は平均が200万円前後となっていますが、それはあくまで平均で、ほとんどが50万円未満のようです。そして、40代も含めて、30%ぐらいが貯金はないということです。
ただ、私も、高度経済成長が始まっていた昭和40年代に数年サラリーマンをしましたが、貯金はありませんでした。
当時は、毎年給料がどんどん上がっていたので、節約する気持ちはありませんでした。
しかし、今はそういうことが通用しません。給料がなかなか上がらず、結婚さえしにくい状況だからです。当然貯金をしたくともできないのです。
だから、カードを使えば「ポイント還元」があると言われても、「それじゃ使おか」とはなりません。
つまり、キャッシュレスは社会ではなく、個人のほうなのでしょう。
経済が成長すればいいのですが、企業が売り上げを伸ばすためならどんな不正でもしようという時代でもありますから、この状況はそう簡単に変わりそうにありません。
こんな時代だからこそ、「投資をして儲けろ」などとそそのかすネットがあります。それに乗って人生を台無しにする若者もいるでしょう。
難しい時代です。格差が埋まらないわけです。
そして、金を持っている人はさらにほしくなり、ない人はどんなことをしても金を得たいとなるわけです。「おれおれ詐欺」や「アポ電」をするものは後者です。
人が生き方を変えないかぎり「いやな社会」は続きます。
金がないと生きていけないのか。これに答えてやりましょう。
まず、考えに共鳴してくれる人に、「人生で何をしたいか」を聞きます。そして、余裕のある人に趣旨を説明して資金を出してもらいます。
そして、合格した人には、金儲けのために時間をつぶすことなく、人々に新しい生き方を示すのです。
宗教などとは関係なく、ただ自分の望むように暮らしてもらうだけです。
善意を食い物にするビジネスなどと非難されるかもしれませんが、ビジネスとして堂々と進んでください。
多くの人に自分の生き方を考えさせるビジネスは必ず称賛されるでしょう。