さて、どこに住もうか

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復活ノート

「さて、どこに住もうか」
原発や化石燃料さえいらない発電装置を開発した日本人のケンが、その権利を放棄するかわりに(つまり、人類が無償で使える)、自ら作った「動く島」(これもその発電装置で動く)でどこに行ってもよいという権利を世界の国から得るというファンタジーを書いたことがあります。
島は1万人ぐらいの人間が住むことができで、希望者は抽選で決められます。
応募者が多くて大変なことになりますが、その後どうなったかは私のホームページでお読みください。
しかし、そんなことをすれば、これ以上侵入したら撃ち落とすぞ、撃沈するぞというのが世界の現実です。
大韓航空機がソ連領に入り込み、撃墜されて多くの死者が出たことがありますが、多くのミスがあったとはいえ、問答無用で撃墜されたのです。
今も一触即発の状態になっている国があるのはご存知のとおりです。
北朝鮮と韓国、あるいは中東の国はよく聞きますが、最近は中国とインドの国境に兵隊がにらみあいをしているそうです。
昔なら相手の国を奪うためだったのでしょうが、最近はさすがにそう明言できないので、「(自分たちの土地を)奪い返す」という言葉を使っています。
「国があるからこそ国民は守られるのだ。だから、国は強くなくてはならない」と施政者から言われつづけてきたわけですが、口汚い言葉やミサイルが飛び交う時代は、人間は自分の国に守られるより、自分の国に殺されるほうが多いように思えて仕方ありません(先日、パキスタンの元大統領が、「インドに核を落とすことを考えていた」と言っていましたが、ボタンに指がかかっているのはまちがいないようですね)。
そういう国を離れて国民を第一に考えてくれる国に住みませんか。
どこにあるのか、ですか。その国を探すのです。「自分たちはこう思っていますが、住んでもいいでしょうか」と聞くのです。手を挙げる国は多いと思いますよ。日本国内では過疎が進んでいます。田舎はもちろん、都会でも進行しています。
たとえば、神戸市は人口で福岡市に抜かれたというので今までにないようなことをしています。
特に若い人に住んでもらいたいがために、宿泊体験無料や、神戸の学校に通ってくれたら授業料の貸与(そのまま神戸で仕事をしてくれたら返金不要)とかあの手この手です。
これは全国に広がるでしょう。それはわかるとして、私たちは世界をめざしましょう。
慌てる国が出てくるでしょうが、国の思惑より人間の生活を考えていきましょう。