終わりよければすべてよし

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復活ノート

「終わりよければすべてよし」
日本の女性軍は、夏と秋の暑さにも冬と春の寒さにも負けず、今回の調査でも世界一の長寿の座を守ったようです。それに発奮したのか、男も第3位に躍進しました。
「長生きするのも芸のうち」と言います。「のんべんだらりと生きている」というような揶揄(やゆ)ように聞こえますが、最近はそういうわけにはいきません(今日も、バス停でおじいさんが倒れるのを車から目撃しました。幸い近くにいた高校生が救急車を呼んでくれましたが)。
昔ならこの季節は、「暑いですね」で終わりましたが、最近は、「熱中症にならにように水分を忘れないで」と続きます。
しかも、最新情報では、水をがばがば飲んでいると、「水中毒」というものになって死亡する恐れがあるので、塩分も適正に取らなくてはいけないようです。
つまり、昔と変わらない生活をしていては長生きできないのです。最近の知識をうまく自分の生活に取り入れる努力が必要です。まさに、「長生きは、柔軟性、克己心、忍耐の芸術」なのです。
しかしながら、長生きはしていても、施設での生活を強いられている人も大勢います(私より2、3才年上なのに認知症の人がいます。気の毒で仕方ありません)。
新聞などで、認知症の原因や仕組みが分かったなどという記事を見ますが、それを治療する薬が一刻も早くできないものかと思います。
しかし、一滴の血液でガンが早期発見できる方法のほうが早いようです(数年後には、数百円でできるそうです)。
ガンも多くの命を奪う病気ですから、実現すれば、「手遅れ」の悔しさがなくなります。
恐いものなしの日本です(ただ、近隣の国のちょっかいに過剰反応して自滅しないか心配ですが)。
しかし、「体のどこも悪くない」ことはこの上なく幸せですが、それだけで生きていけなのが現実です。
誰にも、長く生きるほど経済的、精神的難問が溜まってきます(PCやスマホでは、溜まったものを「キャッシュ」と言いますが、あれはまるっきりの悪役でなくて、操作をスムーズにするため必要なものです)。
PCやスマホでは、「キャッシュ」を削除して、容量を増やしますが、私たちの心の「キャッシュ」にも、残しておくべきもの(経験や知恵など)と削除すべきもの(僻みや妬みなど)があります。
「病は気から」つまり、ストレスの処理ですべてが決まるのです。人間の肉体については、かなり修復できるようになりました。
今後は心の修復です。日本の場合、宗教がその役目を果たしているでしょうか(詐欺宗教はそこを狙っているのです)。
過疎の町は、公立病院の中に人生の悩みを聞く科を中心にするべし。目の前の霧が晴れたら、誰でも自信がつくのです。「終わりよければすべてよし」の人生を送るビジネスです。