
大人のキッザニア
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復活ノート
「大人のキッザニア」
「キッザニア」というテーマパークが日本だけでなく、世界のあちこちにあります。ディズニーランドと同じようにフランチャイズで展開しているようです。
子供に好きな職業を体験させてその職業や社会を学ばせるものです。
ただし、日本でのオープンは2004年ということで、私の子供はすでに小学生ではなかったので、私は行ったことがありませんが、テレビなどではよく見ます。
みんな目を輝かせて「仕事」にとりくんでいます。
子供はそこで火事を消したり、病気を治したり、おいしいものを作ったりすると、社会の一員になったような気がするのにちがいありません。子供の好奇心を満たすビジネスですね。いいところに目をつけました。
それでは大人のキッザニアはどうですか。えっという声が聞こえてきます。
今更か。今更です。仕事をしなくても食べていけるのは羨ましいですが、今の日本ではそう人は少ないです。
私のような年金生活者には、仕事しなくては食べていけない高齢者も多いのです。しかし、仕事が限られています。また若い派遣労働者でも「雇止め」をされて仕事がない人が多いと聞きます。
昔のように、一時的に不景気でも、景気が戻れば仕事があるでしょうか。
そういうことは今後なかなか難しそうです。労働人口の減少で景気が戻ることはなかなか難しそうです。それなら、仕事を探している人をそちらに向ければいいと思いますが、重労働などには希望者が少ないのです(それで、外国人を呼ぼうとしているのです)。
そういうことで、国は年金の支給を遅らそうと企んでいます。私たちは自衛しなければなりません。ハローワークで見つけた仕事でかまわない人はそれでいいでしょう。
そこで、「幸い」、仕事がない人は、「大人のキッザニア」で体験するはどうかと提案します。
そこで、興味のある仕事をある程度学べば、スムーズに相手企業と藩士をすることができます。もちろん、実務をしっかり学んでもらいます。
こんなこと企業がやらせてくれますか。「大人のキッザニア」では、実際の機械があってそれを使って仕事を学びます。
農業、畜産、運輸、建築などよく知られた人手不足の業界だけでなく、工芸品製造などの後継者不足の業界も参加してくれるでしょう。
昔自分がしたかった仕事や有望な仕事を体験して、さらに興味があれば、資格などを取るようにするのです。お金も時間も節約できます。
「仕事は人間にとって必要悪」という貴族的な言葉がありますが、私たちに庶民にとってはなかなかそうはいきません。
まず仕事がないと生活が成り立ちませんし、仕事を通じて自分を作ることができます。
だから、「大人のキッザニア」では、「子供のキッザニア」にはない人生を考えるヒントも提供するのです。