ネット社会ビジネス

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復活ノート

「ネット社会ビジネス」
60才半ばまで生きてきましたが、一番不幸な出来事は自分が作った会社をつぶしたことです。
しかし、最近の天変地異で、会社の一つ2つぐらいなんだと思うような被害を受けた人を見聞きすることがあります。
同世代の人が苦しむのは辛いものです。何とか生きていってほしいと思うばかりです。
私も立ち往生したときに、何でも相談できる友だちがいれば、アドバイスを得られたのにと思うことがあります。
しかし、友だちがいないという事実も自分が選んだことですから、どうしようもありません。
友だちができない理由は対人恐怖症だからと自己判断していますが、知らない人とあいさつするだけで、その日は気分がよくなりますから、根っからの人嫌いでもなさそうです。
私が「人嫌いで」で「変人」になったのは、10才前後で、急に太りだし(夏休みの間にみるみる太ったのですが、今のように食べ物がない時代ですから、多分、ホルモンの異常でしょう)、それをからかわれるのがいやでいやでたまらなかったからです(人が近づいてくると、またさわるのではないかという恐怖です)。
さて、現在はネット社会で、便利になったことはいくらでもありますが、満点ではありません。当時の私のように劣等感を持った子供に悪影響を与えるような気がして仕方がないのです。
ネットを使えば、今回のマイナンバー制度のようにシステムは完璧に近づきますが、それに伴い、ハッカー戦争はさらに激しさを増します(今後、社会そのものに影響が出るようなことになるかもしれません)。
そして、気がかりなのが、ネットのSNSが人間社会を歪めるかもしれないということです。
冒頭で言ったように、一人で苦しむ子供はSNSに逃げこみます。心の「引きこもり」です。
そこは居心地がいいので、なかなか出てくることはありません。しばらくして、バーチャルな人間と社会と、現実の人間と社会とが区別できなくなるおそれがあります。
それは本人に取って不幸です(ひどくならなくても、現実に興味が持てなくなります。それはすでに始まっています。三重県の嘱託殺人の高校生の場合のように)。
これから、社会はさらにぎくしゃくしてきます。異常気象が起きるように、異常な事件が頻発するでしょう。ネット社会の弊害です。
それを防ぐには人間同士が会うことです。それも、老若男女の自発的に集まるようにしなければなりません。社会の縮図を作るのです。
漂流する人間が増えれば、いくら人口を増やしても、社会はよくなりません。
「ネット社会を敵に回して」というぐらいの気概を持って、新しいビジネスに取りくみませんか。敵に不足なしです。もちろん、今のビジネスにも取りいれましょう。