海上都市

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復活ノート

「海上都市」
寒くなってきましたね。鍋物のシーズンです。鍋にいろいろあれど、河豚(ふぐ)はその王様でしょうか(もっとも、私は、河豚よりあんこう鍋のほうが好きですが)。
しかも、「そのまんま東」こと東国原英夫のように、ひっかけた女と、銀座の高級店で、肝臓や卵巣を食べないかぎり、河豚に当たることはありません。
ただし、「河豚は食いたし 命は惜しし」という俗諺(ぞくげん)は生きています。
英語でいえば、「ハイリスク ハイリータン」と言えると思うのですが、どうでしょうか。
ともかく、日本の現状をあらわしているようです。
政府、電力会社は、原発を使わなかったので、使えなかったので、天然ガスなどの輸入で会社の決算、貿易収支が莫大な赤字になったことが気になって仕方がないようです(もちろん、産業界全体も、生産コストが上がることが気がかりです)。
最近発表された「原発被害によるシミュレーションマップ」によると、もし「東北大震災」のような大地震が起きれば、日本のほとんどの地域が住めなくなるというのです。
電力会社は、まさか、河豚=利益のためなら、(国民の)命は惜しくないと思っていないでしょうが、あの手この手で、「原発への道」を探っているようです。
また、家電メーカーの不振は、ソフトウェアの遅れが原因だと言われています。
日本以外では通用しないソフト(ガラパゴスケータイのように)に満足して、「天然とらふぐ」を追いかけなかったということです。命は残っても、命が縮む思いをしなければならないのです。
民主党も、河豚=安定した政権を食べたいが、選挙では、政治的命を落とすおそれがあって、解散をすることができないようです(これくらい、党の内外で一致した意見はありません)
ただ、どんなことでも、結果は誰にもわからないものですが、動かざるをえないときが来ます。
それまでに、毒をいかに取っておくかです。個人の場合は、自業自得と思えばすむのですが、政治家は、国民の命を守る義務があるはずです。また、国民にも、そういう政治家を選ぶ義務があると思います。
また、原発を廃止しても、国土を失うような大地震があるかもしれません。こうなったら、誰の責任かなどと言ってはおれません。
私に任せてもらえるなら、「海上都市」を作ります。「日本は狭い」と自他共に言いますが、日本の国土の70%は森林です。つまり自然豊かな国ですし、過疎地などを見直せば、人は十分住めます。しかし、地震大国でもあります。
さらに、日本の領土・領海を合わせれば、世界で6番目の広さと言います。「尖閣列島など、タダでくれてやるわい」と言いたいところですが、今は手元不如意ですから、100兆円で売ったらいいのです。
その金で、日本の技術を生かして、海上都市を作るのです。仮設住宅にもなりますから、どうしても土の上に住みたいと言う人には、緊急時だけでもかまいません。
「固有の領土だ」とか「誰にも取られたくない」などと片意地張っていても仕方ありません。
借りた覚えのない借金に苦しむ未来の子供たちに、役に立つものを残しましょう。