人生予備校サービス

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復活ノート

「人生予備校ビジネス」
前回は、「博士サービス」を提案しました。
今まで培ってきた知識を登録して、誰かに教えたり、また、その報酬として、自分がおぼえたいものを誰かに教えてもらうというサービスです。それを社会資源の活用だといいました。
そのとき、人生を振りかえると、仕事と結婚が大きな要素であるとも言いました。
それを考えると、若い人に、人生の話をするのも、社会資源の活用ではないかと思いました。
今は結婚の話は置いといて、仕事のことを聞きたがっています。専門学校や大学の選択は、自分がしたい仕事のことが頭にあるはずです。
しかし、その情報は、マスコミや口コミ、また教師から得たものです。つまり、その仕事に、人生をかけてきた人からの情報は欠けています。
「仕事と人」という視点が必要なのです。つまり、職業と言うことです。
どのような仕事でも、そうなのでしょうが、その仕事に合う「人間的な資質」がないと長続きをしません。
たとえば、「高齢化」が叫ばれ、介護保険法ができましたが、そのとき、失業者に、介護の仕事をさせればいいということが言われました。
しかし、資格を持っていても(つまり実技の訓練をしても)、おとしよりを尊敬する気持ちがない介護者がいます。それは、医者、看護師でもそうです。
いろいろやって、天職を見つけた人もいます。しかし、ある仕事についていやになったり、苦しんだり、またそこから、人生の喜びを勝ちえた人の話も、人生の使い方において有益だと思います。
もちろん、若い人は、その仕事の将来性を知りたいでしょうが、外部の者ではわからない
内容を聞くことができ、その仕事に対する意識をはっきりすることがができます。
人生ゲームは、また別の人生を生きることができますから人気があるのでしょうが、実際にもう一度行きなおすことはなかなかたいへんです。
希望の大学に入れなかった者は、予備校に通います。しかし、人生に、誰でも入れますが、意にそぐわなかった人生を、そう簡単に変えることはできません。
人生をよりよくするための予備校は、親も本人も探していることでしょう。