一念
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復活ノート
「一念」
1年ほど前からノートパソコン(シャープのメビウス)についているACアダプターのケーブルのビニールが破れて銅線が見えて気になっています。
まだ熱いときに折りたたんだりするので劣化するのでしょう。もし断線して文章が消えると困るので、折を見て買おうと思っていました。
それで、大型電気店に行ったときに、商品棚を見るのですが、いつもシャープ専用だけがありません。
先日、近づいてきた店員に聞くと、「シャープはソートパソコンから撤退したので置いていません。どこに行かれてもそうだと思いますよ」という返事でした。
軽い「晴天の霹靂」でした。ネットを見ると、シャープだけでなく、どこもノートパソコンに対しては意欲を失っているようです(安売り競争のために)。
研究をしなければ新製品を出せないのは当然ですが、今は他社の規格に合うように製造して(OEM)、お茶を濁しているという状況のようです。
他の追随を許さない商品を作らないと利益は出なないが、そのためには多額の開発費がいります(ただ、今はそれがむずかしいので、まず不採算のものを削っているのです)。
車で言えば、エコ減税はどこのメーカーも同じ恩恵を受けているのに、私が活動しているベッドタウンの道では、ホンダのインサイトを見ることはほとんどありません。プリウスのみです。
お中元でビールが届きますが、すべてサントリーのザ・プレミアムです。
「ビールといえばキリン」で、キリン以外は失礼だという「無言の慣わし」がありましたが、今はそうではありません。
ザ・プレミアムを送ってくれた何人かは、日頃ビールを飲みませんから、何か賞を取ったとかいうコマーシャルの影響力なのでしょう。
現在は、高い技術のものではなく、売れるものを作る時代なのです。
大企業・中小企業にかかわらず、経営がむずかしい時代はないでしょう。
そして、いわゆるベンチャー企業といわれる中小企業がどんどん出てきています。
電気自動車も(電機製品といわれているそうですが)、町工場で簡単に作ることができるのです。
エコ関連も、古着を溶かしてエタノールを作るとか、海水から電気や真水を作るとか、テレビ番組では毎日のように紹介されている技術が出てきています。
そういう技術はもうできあがっていますが、採算が取れないだけのようです(ガソリンは、リッター130円前後ですし、ペッボトルの水の値段は下がる一方です)。
極端なことを言えば、今は何でもできる時代なのです。
地球を救いたいのか、病気を治したいのか、ダイエットしたい人の助けになりたいのか、禿ている人を喜ばせたいのか。まずはここからです。