HRS
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復活ノート
「HRS」
夏目漱石を真似て言えば、「親譲りのひねくれ者で、子供の時から損ばかりしている」という人生を送っています。
とにかく、人がしていることはしたくない。人が言うことは反対したくなるという性格ですから、女房や子供、従業員も困ったことでしょう。
ただ、こういう性格の持ち主は、なだめたり、すかしたりされるのを待っていますから、もう一度言われると、「それじゃ、やろか」となるのです。
他人は、ふつう、ばからしくて、なだめたり、すかしたりしませんから、「妙な人間」というレッテルを貼られることになります。
だから、若いときから、ボーリング、カラオケ、ゴルフなどはまったくしませんでしたが、年を取ると、これでは寂しいという気持ちになって、ぼちぼち始めるという始末です。
40過ぎに、ミズノゴルフスクールに行きましたが思うような力はつきませんでした(そうそう、テニススクールやダンススクールにも通いましたが、同じことでした)。
スマホも、65才のデビューですが、これはパソコンしているので、思うようにならなくてもぶつけるような衝動を何とか抑えることができています(そんなときは、「パソコンはプログラム、スマホはアプリ」と呪文を唱えれば冷静になれます)。
ラインというアプリは重宝しています。家族や友人など多人数のものが、「顔を合さずにトークできる」というのがよかったのでしょう(しかも、スタンプや写真という小道具で自分を出すことができます)。
また、フェイスブックやツィッターなどもSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と言われますが、自分対相手(それが一人でも、何百人、何千人でも)との関係をサポートする意味合いが強いと思います。つまり、HRS(ヒューマンリレーションサービス)です。
私も、それぞれ別の場所で生活している家族との間でラインを使いますが、人のことをあまり認めたくない性分ですが、ラインを使うことによって、家族の結びつきを感じることは認めざるをえません。
さて、一般的に言えば、身内同士が疎遠になったり、ストーカー的な事件が多発するのは、人間関係の強さというか長さというか、適当な結びつきがわからなくなっている人間が増えたからだと思えて仕方ありません。これは現代病でしょう。
今、ユーチューブやフェイスブックのテレビCMが出ていますが、数字が伸びなくなっているからかもしれません。
ここにビジネスチャンスがあります。SNSよりHRSを前面に出すものを考えるのです。
誰かとの関係を修復したいがどうしたらいいのかと思う人も大勢いると思います(ストーカーは除外です)。
そんなときサポートするのです。出しゃばらず、押しつけがましくなく相手に気持ちを伝えるサービスです。今後このネットサービスは伸びると思います。