元気に暮らそうビジネス

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復活ノート

「元気に暮らそうビジネス」
「限界集落」という言葉があるようです。
一つの集落に65才以上の人間が50%を占めると、その集落は冠婚葬祭などのつきあいができなくなり、やがて消滅していくというのです。
一つの集落は100戸~200戸で成りたっていますが、私の実家のように誰もいない家が増えています。
それで、最近の動きは、近隣の集落が一つになって、行事をするということも行われています。
確かに、集落には山などの共有財産があるだけでなく、寺院の世話などがあり頭の痛いことが出てきます。
しかし、「限界集落」以前に、「限界家族」というものがあり、それは過疎地に限ったことではなく、逆に大都会のほうが増えているかもしれません。
独居しているおとしよりが倒れたりすると、病院や施設に入ることができますが、「あそこが痛い、ここが痒い」と言いながらも一人で住んでいる場合は、「元気でいいですね」とは言われても、心細さでいっぱいのおとしよりが多いのです。
話をすれば、早く死にたいなどと言いますが、そうでないことは言葉の端々に出てきます。
みんな、生活を楽しみたいのです。
友だちが多い人は、あちこちでかける機会があるのですが、そうでない人や、足などが悪い人は、テレビの守りをするしかありません。
ムーズでも書いていますが、年を取ると、子供のときに食べたものを好むようになることは知られています。
食べ物だけなら、カロリーが少なくていいのですが、味つけも昔に戻ってしまいます。
しかも、だしも残さず飲まなければという思いから抜けきれません。
医学的な情報はテレビから得ていますが、それが自分の場合に当てはまらないのです。
しかも、倹約して、お金が貯めることを善とする生活です。逆に言えばお金の使い方はわかりません。だから、振込み詐欺に引っかかるのです(何回も言いましたが、私の叔母は、義妹に5000万円もっていかれました)。
「世間もすなるレジャーといふものを、私もしてみむとてするなり」をかなえるビジネスはいかがですか。
私も、4,5年のつきあいがあるおとしよりを、花見やスーパー銭湯に連れていっています。
私の場合は、それをビジネスにしませんが、介護保険の外側にはいくらでもビジネスがあります。
ただし、おとしよりが信頼してくれるようになるためには時間がかかります。
しかも、「振り込め詐欺」は論外としても、「催眠商法」もそこを狙っていますから、離れて住んでいる子供や親戚から疑いの目を向けられるはやむをえないでしょう。
家族からも信頼を得ることがキーポイントです。子供も、親のことは気になって仕方がないのです。興味があれば相談に乗ります。