ふれあい

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復活ノート

「ふれあい」
60も半ばを過ぎましたから別に驚くことでないので
すが、知り合いの同世代の女性二人が脳梗塞を起こしました。
どちらも普通の主婦で、一人は酒を飲まず、一人(私の長女の義母)は大好きですが、どちらもたばこを吸います。
以前、テレビを見ていましたら、「長生きの秘訣はなんですか?」とつまらない質問をしたアナウンサーに、100才のおじいさんは、「たばこを吸うことじゃ」と答えていました。
その答えはおじいさんの得意のジョークで、ほんとはたばこを吸わない人だったかもしれませんが、人の体は人それぞれで、しかも回復力があるので、そう神経質になる必要はないかもしれません。
二人とも、幸いなことに重大な後遺症はありませんでしたが、2か月間入院していましたから、今後どのように生活を改めるのか、あるいは改めないのかは自分で考えることでしょう(長女の義母のほうは、入院生活が辛くて鬱になったと聞いています)。
とにかく、人は、どんなに注意されようとも、自分の生活を変えたがらないものです。
私はたばこは吸いませんが、酒は大好きです。それ以上に、眼圧が高くて、目薬も使っているのに、スマホ、パソコンを長時間使うことをやめられません(目の体操は毎日していますが)。
緑内障になったら大変なことになると思いつつも、何千何万とあるアプリの中でよさそうなものを一度インストールしてみようという気持ちを抑えることができないのです(役に立たないのなら、すぐにアンインストールします)。
ホーム画面には2段しかアプリのアイコン(つまり、一画面に8個のアプリ)しか置かないことにしているので、一つのジャンルに一つのアプリを選ぶのに時間と労力がいるのです。
すべて選びつくしたと思っていたのですが、数日前、今入れている「パスワード管理アプリ」が気に食わなくなり、また発作が起きました。
そして、理想的なアプリを見つけました。スマホとPCが連動していて、完璧にパスワードを守ってくれるそうですが(モバイルのプロも全員使っているとか)、使ってみると、私が今まで使ったパスワードを全部表示したのです!
60才を過ぎているけど、モバイルについては同世代の中ではよく知っているほうだという自負は粉々に飛んでしまいました。
ネットは便利ですが、危険なものです。改めてそう思いました(30万円近くフィッシング詐欺にあったことを思いだしました)。
ビジネスでも、これからはネットだ、機械化だと走ると失敗します。
近所に「回転ずし」ができたというチラシに入っていて、割引券をもって行ったことがありますが、店員はほとんどいなくて、注文もメニューに電子ペンでをタップするだけです(ここには二度とこないと決めてすぐに出ました)。
機械化しても、人間が触れあう部分を残すこと。ネットに慣れた若者でも必ず居心地がよいと思うようになります。
それが店でも、通信販売でもです。特に、通信販売で、通り一遍でないふれあいができたら鬼に金棒です。人は人とふれあいたいのですから。