笑顔

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復活ノート

「笑顔」
神戸のうどん屋のおばちゃんが、歯周病の原因となる歯垢をほとんど除去できる歯磨き粉を発明したことは以前もお話しました。
しかし、発売はどこかの会社と提携したようですが、力不足のようで、大手の薬チェーンで見たこともありません(しかし、八百屋のレジの横にあったので、物は試しと数回買ってみましたが、何分高いので・・・)。
しかも、歯磨き粉は、大手メーカーから次から次へと新製品が出ますので、おばちゃんの発明品が大化けするのはかなりむずかしいようです。
しかし、そのおばちゃんの話では、今は、毛生え薬の発明に没頭しているということでした。
おばちゃんが、なぜ畑違いのものに取りくむのかと言いますと、歯磨き粉は、主人が困っていたからですし、毛生え薬は、父親が悩んでいたからというのです。
主人と父親がまちがっているかもしれませんが、いずれにしても、身近な人の笑顔を見たいというのが自分を突きうごかすエネルギーになるのです。
「夢の扉」という番組は、今までなかったものを作って、社会に貢献したいという人のドキュメント番組ですが(その種の番組は、「プロジェクトX」以来、経済成長率と反比例しているようです。つまり、今ほど視聴率が高い時代はないかもしれません)。
先日も、阪神大震災のとき、親友が家の中にいたのに、飛んできた家具に当たって犠牲になったと聞いて、どんな地震でも、家具が倒れたり、飛んだりしないための粘着テープを開発した人が取りあげられていました。
つまり、神戸のおばちゃんでも、粘着テープを作った人も(その人の本職は生地屋さんでしたか)、最初は、「金儲け」は頭になかったのです。それは人を動かすエネルギーにはならないようです。
家族や知りあいを、交通事故でなくして、交通事故死をなくすことを考えている人もいるでしょう。
低スピードなら止まるシステムを実用化しているメーカーはありますが、法定スピードはまだです。
それなら、人か、車か、道か、外部のものか(たとえばナビ)などと思案しているでしょう(車屋は車のことしか考えませんから、出遅れていることを心配する必要はありません)。
化石燃料に頼らずに電力を作りだすことに寝食を忘れて取りくんでいる人もいるでしょう。
私は、メガネと入れ歯ですね。免許は、先日おまけで「条件なし」としてくれましたが、実際、案内板などを読むときは老眼がいります。
日常生活でも、つけたり取ったり、首からぶらさげたりと、どうもカッコよくありません。
それで、その動きを一瞬でできることを考えているのですが、行きづまっています(特許の申請は、とりあえず試作品がいるようです)。
「和真」というメガネメーカーが、遠近両用のメガネ場合、レンズがマグネットで上下するのを発売しました(うーん、先を越されたか。私のは、レンズとは関係なく、フレームに仕掛けがあるのですが、みんなの注目がメガネに行きませんようにと祈っているばかりです)。入れ歯も、もう少し何とかならないものか思います。
ただ、私が、誰かを笑顔にしたくてがんばっているのはメルマガです。時間がいくらあっても足らないくらいです。みなさんはどうですか?