分析力

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復活ノート

「分析力」
最近、歌手の森山直太朗が歌っている歌には、「生きるのが辛いのなら死んだらいい・・・三日も立てば、恋人も家族からも忘れられる」などという歌詞があるそうです。
三日ということはない。一周忌ぐらいまでは覚えていてもらえるでしょうなんて冗談は置いとくとして、私たちのように事業をしくじった者で、自殺を考えなかった人間はいないでしょう。
人間には、気候・季節に適応する能力がありますが、体力差・体調がありますが、最近の猛暑は、その能力を超えるまでになっているようです。
自殺をするのは春から夏にかけてが多いという統計があるようですが、年間3万人といわれる自殺者は、今一番苦しんでいるのではないでしょうか。
年を取るにつれて、暑さに立ちむかう気力が落ちてきたのは確かです。
そのときに、「どうせだめなんだ」という声が聞こえてくることがあるのです。
「多勢に無勢」といいます。それは、事業をやっているときからひしひし感じてきたでしょう。大企業、行政、社会の流れ、どれも圧倒的な力を持っていました。今度は温暖化といわれる地球規模の力です。その上、今は社員もいないし、資金もありません。
しかし、無勢であっても、多勢の背後に回って、相手を打ちまかすために必要なのは、分析力です。
自分が置かれている状況を分析するのです。自分にとって体の調子がいいときが、分析力も働きます(晩酌をしているときもそうですが、ちょっと情緒的になりすぎて、翌日反動があります)。
一般的には熟睡したときは、体に力がみなぎっているのを感じませんか。そのときに、問題に思っていることを分析するのです。
自殺をするのは、前にある問題から逃げているだけではないか。暑いといっても、「地獄の釜」はもっと熱いだろうし、芥川龍之介が書いているように、孤独地獄があるようです。
先ほどの歌は、「生きてることが辛いなら、くたばる喜びとっておけ」で終るらしく、人生あきらめるなという励ましの歌だということです。
私の場合も、父母を見送り、あわてて死ななくても次は自分の番だということは自覚しています。
この世でじたばたするより、早く死んだほうが、多少なりとも保険金が入って、迷惑をかけた家族の役に立つという思いをどう分析するかです。
もう少し暑い日が続きます。歩く気力がなくなり立ち往生したらご連絡ください。一緒に考えましょう。